何と読む?「天牛」「蝸牛」「松阪牛」小さな争い「米光一成の表現道場」

連続テレビ小説「なつぞら」がいよいよ最終週。そこで「牛」がつく漢字をピックアップした。


何と読む?「天牛」「蝸牛」「松阪牛」小さな争い「米光一成の表現道場」

何と読む?「天牛」

天国の「天」に、モーモー鳴く「牛」。
「天牛」と書いて何と読むだろうか。
晩夏の季語。
いろいろな種類がいるが、「胡麻斑天牛」が一番有名だろう。
さて、
「天牛」












「かみきりむし」
カミキリムシ科の甲虫の総称だ。

長い二本の触角が牛の角を連想させたのだろう。
「胡麻斑天牛」は、「ごまだらかみきり」。黒地に白い斑点がある。


何と読む?「天牛」「蝸牛」「松阪牛」小さな争い「米光一成の表現道場」

何と読む?「蝸牛」

虫偏に咼(かい)の「蝸」に、モーモー鳴く「牛」。
「蝸牛」と書いて何と読むだろうか。
夏の季語。

「蝸牛角上の争い」なんていうことわざがある。
さて、
「蝸牛」












「かたつむり」
「蝸」だけでも「かたつむり」と読む。
咼の字が、かたつむりの姿とピッタリだ。
これに「牛」がつくのは、かたつむりの二本の角が印象的だからだろう。
「蝸牛角上の争い」(かぎゅうかくじょうのあらそい)は、かたつむりの左の角(つの)の国と、右の角の国が領土を争ったという寓話から、「小さい世界での争い」の意味。


ちなみに「松阪牛」の読みが「まつさかうし」「まつさかぎゅう」どっち?
みたいな問題もたまに見るが、松阪牛協議会によるとどちらでも良いとのこと。
協会は「まつさかうし」を使っている。

【過去問】
何と読む?「牛蒡」
何と読む?「天牛」「蝸牛」「松阪牛」小さな争い「米光一成の表現道場」

→「牛蒡」の読み方は

何と読む?「集る」
何と読む?「天牛」「蝸牛」「松阪牛」小さな争い「米光一成の表現道場」

→「集る」の読み方は

何と読む?「平野紫耀」
何と読む?「天牛」「蝸牛」「松阪牛」小さな争い「米光一成の表現道場」

→「平野紫耀」の読み方は

(テキスト:米光一成 タイトルデザイン/まつもとりえこ)