【JO1メンバー分析・豆原一成】恵まれた体躯とダイナミックなダンスで惹き付ける
(c)LAPONE ENTERTAINMENT

JO1のセンターとしてデビューを勝ち取った、グループ最年少

今年、デビューから大ブレイクしている新人ボーイズグループのJO1(ジェイオーワン)。彼らはK-POP界のモンスターグループ、I.O.I、Wanna One、IZ*ONE、X1らを輩出してきた韓国のサバイバルオーディション番組『PRODUCE 101』のフォーマットを用いて制作された日本版『PRODUCE 101 JAPAN』から誕生した11人のボーイズグループだ。

101人の練習生が、11人組グループとしてのデビューを目指す中、すべてが未経験の初心者からプロ経験者まで、出自もレベルもバラバラな彼らが厳しいレッスンを通して成長し、仲間との絆を育む様子や、脱落していくメンバーとの別れや葛藤など、「血、汗、涙」の物語は見るものに感動を与えた。


彼らの運命を握っているのは、順位を決める投票を行う「国民プロデューサー」と呼ばれる一般視聴者。視聴者が参加することで関心の熱を高め、デビュー前から熱狂的なファンダムを形成。デビューした瞬間から絶大なる人気のモンスターグループが仕上がっているというシステムの番組である。

その『PRODUCE 101 JAPAN』で、応募者6000人の参加者の頂点に立ち、JO1のセンターとしてデビューを勝ち取ったのが、グループ最年少、現役高校生の豆原一成(まめはらいっせい)。『PRODUCE 101 JAPAN』で岡山の田んぼ道を自転車で通学する「The青春」な豆原の姿が放送されると、番組で「国民の初恋」というキャッチフレーズがつけられたほど、今時珍しいくらい爽やかな存在だ。

現役高校生だけに、『PRODUCE 101 JAPAN』の学生服もバッチリ似合っていた豆原。
見た目は純情少年だが、中学から始めたダンスは、高校生ですでにキッズクラスのインストラクターを務める実力を誇る。

『PRODUCE 101 JAPAN』初回のクラス分けテストには、グループ参加が多い中にソロで登場し、三浦大知の「EXCITE」で歌とダンスを披露した。その安定感あるパフォーマンスには厳しいトレーナー陣も大納得で、すんなりと最高位のAクラス入り。番組テーマ曲「ツカメ~It's Coming~」のセンター選抜でも3位になり、前列を獲得した。

同じくJO1のメンバーとなった川尻蓮と常に1位争いを繰り広げていた彼は、全ミッション通して最低順位4位という驚くべき成績でファイナルで1位に! 山下智久やWanna Oneなど、数々の大ステージでプロのバックダンサーとして活動してきた川尻蓮と互角に渡り合い、10代の無限大の伸びしろをみせつけた。

普段は豆シバ、そしてステージに上がるとドーベルマン

豆原の得意とするダンスは、90’s HIPHOP。
彼が大ファンを公言しているGENERATIONS from EXILE TRIBEの白濱亜嵐も同じスタイルのダンスを得意としており、デビュー前には個人のTikTokアカウントによくGENERATIONSのダンスカヴァーをアップしていた。

また、『PRODUCE 101 JAPAN』のクラス分けテストでトレーナー陣に「別の歌も聞かせて」とリクエストされて即興で歌ったのもGENERATIONSの「いつか晴れ渡る空の下で」というかなりコアな曲だった。いつか番組で、白濱亜嵐と豆原一成のダンス共演を見てみたい。

ダンスに長けている豆原は、ステージでパフォーマンスをすると10代という年齢を感じさせない。パフォーマンス中の表情に、純情少年の面影はなく、恵まれた体躯とダイナミックなダンスは見るものを惹き付ける。

「小学校のころからずっとアイドルになることを夢見ていた」という彼は夢を叶え、「1位を獲ったものがセンターに」という『PRODUCE 101』のルールに従い、JO1のデビューシングル『PROTOSTAR』でセンターに就任。
リード曲「無限大(INFINITY)」では、サビに入る前に「So俺が」という豆原のパートが印象的だった。


デビューシングル『PROTOSTAR』は発売初週に32.7万枚を売り上げ、「オリコン週間シングルランキング」(3/16付)で初登場1位を獲得。iTunes総合チャートでは香港や台湾など5カ国で1位を総なめにするなど好スタートを切った。

大きな期待の中、8月26日には2ndシングル『STARGAZER』がリリースされる。リード曲の「OH-EH-OH」で豆原は、ガッツリめのラップパートを担当し、「無限大(INFINITY)」とはまた違った魅力を発揮。激しいリズムとダンスに乗せて披露するグルーヴィーなラップにも注目してほしい。


【JO1メンバー分析・豆原一成】恵まれた体躯とダイナミックなダンスで惹き付ける
(c)LAPONE ENTERTAINMENT

大人っぽいパフォーマンスを見せる豆原。『PRODUCE 101 JAPAN』でも高校生らしからぬしっかりした受け答えをしていたが、普段も落ち着いていて、JO1になってからもそのしっかり者という印象は健在。

しかし素顔の彼は、「本当に少年みたい」(白岩)、「かわいい弟って感じ」(川尻)、「笑った時の顔がめちゃくちゃ可愛い」(木全)、「メンバーの中でも一番しっかりしてる」(河野)、「健気でかわいい」(大平)と1stファンミーティングのインサート映像でメンバーたちが評しているように、グループの末っ子として兄たちにかわいがられる存在である。

現在、同じ集合住宅に1室ずつ住まう共同生活を送っている11人。豆原が頼っているのが、最年長のリーダー與那城奨で、「顔を洗ってパックをして、それから奨くんの部屋に行くのが、毎日のナイトルーティン」と出演した『HEY!HEY!NEO』(フジテレビ)で語っていたが、メンバーたちのおかげで東京での初めてのひとり暮らしも楽しく過ごしているようだ。

普段は豆シバ、そしてステージに上がるとドーベルマン。
男らしさと情熱とあどけなさが同居するギャップと、10代のまぶしさが彼の魅力なのではないだろうか。
(坂本ゆかり)

【特集TOP】JO1 メンバーの素顔は? 『PRODUCE 101 JAPAN』から飛び出した11人の魅力を分析

Profile

JO1(ジェイオーワン)


I.O.I、Wanna One、IZ*ONE、X1らを輩出してきた韓国のサバイバルオーディション番組『PRODUCE 101』の日本版『PRODUCE 101 JAPAN』から誕生した、豆原一成、川尻蓮、川西拓実、大平祥生、鶴房汐恩、白岩瑠姫、佐藤景瑚、木全翔也、河野純喜、金城碧海、與那城奨の11人からなるボーイズグループ。

2020年3月4日にリリースしたデビューシングル『PROTOSTAR』が発売初週に32.7万枚を売り上げ、「オリコン週間シングルランキング」(3/16付)で初登場1位を獲得。iTunes総合チャートでは香港や台湾など5カ国で1位を総なめにするなど、一躍スターダムにのし上がった。


8月26日には2ndシングル『STARGAZER』を発表する。

関連サイト
オフィシャルサイト