【JO1メンバー分析・木全翔也】歌もダンスもラップもできる万能さと抜群のセンスの持ち主
(c)LAPONE ENTERTAINMENT

JO1加入前に「KCON」出演を経験

2ndシングル『STARGAZER』の発売日(8月26日)まで、あと少し。雑誌、テレビ、ラジオとさまざまな媒体でJO1(ジェイオーワン)の姿を見ない日はないと思えるほど、連日の露出ラッシュが続いている。

近年の新人グループで、これほどの媒体露出をしていたグループはちょっと記憶にないほどだ。
それほど、彼らはファンに支持され、媒体に期待されているということだろう。

オーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN』で、国民プロデューサーと名付けられた視聴者の投票により101人の練習生の中から選抜された11人により誕生したグローバルグループがJO1(ジェイオーワン)。

3月4日にリリースされたデビューシングル『PROTOSTAR』は、オリコンはじめ日本国内はもちろん、香港や台湾など5カ国のiTunes総合チャートでも1位を総なめにした。

『PRODUCE 101 JAPAN』の最終順位8位でJO1のメンバー入りを果たしたのが、愛知県出身の20歳、木全翔也(きまたしょうや)だ。ファッション専門学校に通っていただけあって、JO1が参加したアジア最大級のKカルチャーフェスティバル『KCON:TACT 2020 SUMMER』で、私物のメゾン・マルジェラの足袋ブーツを紹介したファッショニスタ。K-POPのトップアーティストが集う「KCON」に、彼はデビュー前所属していた名古屋の名門ダンススクールのメンバーと、K-POPのカバーダンスで出演した経験もある。


アイドルを目指しているのに、恥ずかしがり屋

『PRODUCE 101 JAPAN』初回のクラス分け審査では、抜群のダンスセンスと安定した歌唱力でAクラス入り。JO1では、ポイントとなるラップパートを担当することも多いが、歌、ダンス、ラップができる万能タイプ……というか、センスの塊。

『PRODUCE 101 JAPAN』は「国民プロデューサー」と呼ばれる一般視聴者の投票でデビューメンバーが決まるが、各評価でグループないしは個人で1位になるとベネフィットとして視聴者投票とは別に大きな得点が加算される。デビューメンバーで唯一、木全だけが3回の評価ですべてベネフィットを獲得している。


番組前半ではデビュー評価に残れるギリギリのライン20位前後をいったりきたりしていたが、後半に向けてグイグイと順位を上げていったメンバーである。

「今までアイドルになりたいという気持ちがあったのに、恥ずかしくて言えず、二次審査まで残って自信がつき、やっと堂々と“なりたい!”と言えるようになってきた」と番組で発言していたが、アイドルを目指しているのに、恥ずかしがり屋。


控え目でガツガツ前に出るタイプではないために、出演人数が多い前半ではその魅力が発揮できていなかったが、人数が絞られてきたところで、ようやく「国民プロデューサー」が彼の魅力に気付き始める。

特にパフォーマンスとなると、豹変。その輝きはまばゆいばかり。コンセプト評価では、ドラマもあった。定員オーバーの「DOMINO」チームから放出され、彼のイメージにまったくなかったラップ曲「KungChiKiTa」チームに加入。

本人も「人生でいちばん頑張ったかもしれないです。
もちろん今も頑張っていますが、あの時は本当に熱が出るくらい頑張りました」と言っていたが、「KungChiKiTa」で木全は完全に覚醒した。

そんな彼にとって大事な曲である「KungChiKiTa」が、JO1バージョンになって『STARGAZER』に収録される。コンセプト評価ではサブボーカルを担当したが、JO1バージョンではどのパートになっているかは、CDを聴いて確認してほしい。

【JO1メンバー分析・木全翔也】歌もダンスもラップもできる万能さと抜群のセンスの持ち主
(c)LAPONE ENTERTAINMENT

『PRODUCE 101 JAPAN』最終回に、国民プロデューサー代表のナインティナインが「パフォーマンスと普段のギャップに気付いた人からもう(木全の)虜です」とコメントしていたように、木全は「沼」と評されることが多い。

ステージ映えのすさまじさに驚かされたかと思えば、1分間PRで「ズボンをはいてからPR」と、ズボンをはくだけで時間を使ってしまったり、「鼻の横幅が3.8cm」という自己紹介をしたり、家で木全くろという名前のウサギを飼っていたり、大事なところでカミカミになってしまったり、暴走してしまったり……。

どうにもこうにも読めない男なのだが、予想外に転がるところが見たくなってしまうのが、木全のファンなのだろう。
ただし、木全の「沼」は深いので、ご注意あれ。
(坂本ゆかり)

【特集TOP】JO1 メンバーの素顔は? 『PRODUCE 101 JAPAN』から飛び出した11人の魅力を分析

Profile

JO1(ジェイオーワン)


I.O.I、Wanna One、IZ*ONE、X1らを輩出してきた韓国のサバイバルオーディション番組『PRODUCE 101』の日本版『PRODUCE 101 JAPAN』から誕生した、豆原一成、川尻蓮、川西拓実、大平祥生、鶴房汐恩、白岩瑠姫、佐藤景瑚、木全翔也、河野純喜、金城碧海、與那城奨の11人からなるボーイズグループ。

2020年3月4日にリリースしたデビューシングル『PROTOSTAR』が発売初週に32.7万枚を売り上げ、「オリコン週間シングルランキング」(3/16付)で初登場1位を獲得。iTunes総合チャートでは香港や台湾など5カ国で1位を総なめにするなど、一躍スターダムにのし上がった。


8月26日には2ndシングル『STARGAZER』を発表する。

関連サイト
オフィシャルサイト