「悩むよりも、A.B.C-Z」 新曲「頑張れ、友よ!」は江頭2:50作詞の熱い応援ソング

歌って踊れるアイドル A.B.C-Z

「どん底は終わりじゃなくて 始まりさ」――江頭2:50が綴った熱いメッセージ。歌うのは本人ではなく、ジャニーズのアイドルグループA.B.C-Z

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10月21日にリリースされたばかりの、A.B.C-Z 9枚目のシングル「頑張れ、友よ!」。江頭2:50が初めて作詞を手掛け、作曲はミライショウ、編曲には東京事変のメンバー、亀田誠治を迎えた。同シングルはA.B.C-Z初主演映画『オレたち応援屋!!』の主題歌に起用されており、ストーリーのテーマに沿った応援ソング。ロックナンバーはちょっと意外かも!?

ポニーキャニオン公式のYouTubeチャンネルには、「頑張れ、友よ!」のミュージックビデオが公開されている。概要と共に、江頭2:50のコメントが掲載されているのだが、こんなツッコミが……。

「とうとうジャニーズも頭がおかしくなったかと思ったぜ!」

エガちゃんの気持ちはわからなくもない。ジャニーズとエガちゃんが、まさかこんな形で、このタイミングで協業するとは夢にも思わなかった、というのが正直なところ。

ちなみに、エガちゃんねるでは、今回のコラボレーションについての動画がアップされていた。上半身裸に黒タイツ姿といういつもの姿ではなく、白シャツにグレーのジャケット、頭にはカツラをかぶり、「エガ元 康です」。すっかり音楽プロデューサー気取り。ノリノリじゃないか! しかも引き受けた理由が「A.B.C-Zの曲ということで、女の子にモテるかな」。下心アリアリじゃないか!

でも、おふざけしながらも、「この曲を聴いて、少しでも勇気を持ってもらえたら」と時には真面目なコメントも。
二言目には「モテたい」が続くのだけど……。このインタビューはフィクションとはいえ、歌詞を読んでみるとこれがまたじんわりと沁みるのだ。

<悩んだままでOK!> <いまのままでOK!> 肯定してくれる言葉、ユニークなフレーズもあり、<未来を指差していこう>とまるで伴走してくれるような言葉もあり、A.B.C-Zの親しみやすさとマッチしている。曲も疾走感あるロックナンバーで、応援歌のイメージを塗り替えるようなスピード感。そして聴いたあとには爽快感がある。

MVでアイドルとしての5人をチェック

ミュージックビデオではダンスやアクロバットが得意なA.B.C-Zらしい安定したダンスが観られるのはもちろん、円形ステージをカメラがぐるりと回り、メンバーのパフォーマンス、表情を捉えていく。歌いだしは全員だが、Aメロからはソロパートへ。戸塚祥太、橋本良亮、五関晃一、塚田僚一、河合郁人と、まるでバトンを渡すように歌い継いでいく。

初回限定盤Aに付属するDVDには、メイキング映像が収録されている。その中で五関晃一は、歌うよりも「観ていただいて、応援したいなって感じだったかも」と語っていた。

楽しそうに撮影に臨む5人の姿に、笑いあり、楽曲についての思いを語ったり、ガシガシと踊る姿をみているだけでなんだか気持ちがスカッとしてくる。

10月23日には、メンバー全員が出演する主演映画『オレたち応援屋!!』が公開される。
このところ、バラエティ番組で河合のものまねや、塚田のユニークなエピソードに触れる機会が増えたが、このMVでは、ものまね芸人でもなく、筋肉オタクでもなく、アイドルとしての顔が観られる。実はみんな歌って踊れるアイドルなのだ。

激動の2020年。A.B.C-Z「頑張れ、友よ!」には、観ているだけで気分を変えてくれる力がある。悩むよりも、A.B.C-Zだ。
(柚月裕実)



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