
ジャニー喜多川氏が企画・構成・総合演出を務め、2006年より多くのファンに愛され続けてきた『滝沢歌舞伎』。 昨年『滝沢歌舞伎ZERO』として演出・滝沢秀明、主演・Snow Manで新たなステップを登った舞台が、本年は 『滝沢歌舞伎 ZERO 2020 The Movie』として生まれ変り、本日12月4日(金)、全国の映画館で初日を迎えた。
【レビュー】Snow Manが目の前に! 映画『滝沢歌舞伎 ZERO』は舞台とは別の角度から観る者の心を揺さぶる
本作の映画館公開初日を記念して、Snow Manの岩本照、深澤辰哉、ラウール、渡辺翔太、向井康二、阿部亮平、目黒 蓮、宮舘涼太、佐久間大介が初日舞台挨拶に登場した。
公開初日を迎えたことをお祝いするために、映画館に駆け付けたファンの方々からの割れんばかりの拍手の中、 9人は映画の象徴でもある「桜」色を衣裳のどこかに施したシミラールックでステージに現れると、大勢の観客を前に、 満面の笑みを浮かべた。
久しぶりとなる観客を前に、公開を迎えた今の気持ちを聞かれた岩本は「お待たせ致しました。無事、初日に皆さんとお会いできたことが、心から本当に嬉しいです。みんなをひとりひとりヨシヨシしたい気持ちです」と感謝を述べた。
メガホンを取った滝沢秀明監督について聞かれた渡辺は、「僕と佐久間は時代劇で一緒だったんですけど、滝沢監督から『自由にやっていいよ』と言われたので、怒られるくらいまでふざよう!ってなりまして、そうしたら本当に怒られましたね(笑)」と 裏話を披露すれば、佐久間は「僕はあれをお叱りだと思ってないです! 嬉しいご厚意でした(笑)」と返答。渡辺は「それくらいお芝居を振り切ってやることで、観客のみんなが笑顔になるんじゃないかなって思ったので、振り切って、楽しんでやり ました」と撮影当時を笑顔で振り返った。

そして本作は究極の“和”のエンターテインメントであり、その中でも時代劇パートのダイナミックなシーンが印象的だが、 一方で“笑い”の要素もたくさん詰まっている。時代劇で江戸一番の美女・お丸さんを演じた深澤は、「台本の途中で“ここで いろいろあって”っていうト書きがあるんですけど、劇中後半のパートでお丸さんが初めて出てくるシーンはふんだんにアドリブを入れました(笑)。皆さん、これからご覧になられるので、そこにも注目してほしいです!」と自信たっぷりにコメント。
さらに、「『滝沢歌舞伎ZERO』を5年やっていますけど、“ここでいろいろあって”っていうト書きはずっと同じです(笑)。でも、その期待に応えられている自信がありますし、滝沢監督もブースからも聞こえてくるくらい笑っていました(笑)」とアドリブを入れたシーンでのエピソードを披露すると会場からは大きな拍手が起こった。
そして、同じく時代劇パートで金さんを演じた佐久間は「アドリブ合戦をしよう!という感じでした。でも本当に笑っているシーンも使われているんですよ」とドヤ顔で明かし、観客を笑わせた。
そして、ラウールも「日光での撮影はお泊りで、テンションが上がってしまって、目黒君の部屋で遊んでました(笑)。自分の部屋にほぼいなかったです。撮影がない日はファミ レスに行ったんですけど、渡辺君のテンションが上がってましたね」と話すと、渡辺は「ファミレス最高!」とすぐさま反応し、客席からは笑顔がこぼれた。
本作で映画初出演を果たした目黒は、「大きいスクリーンに自分が映っていることが不思議でした。『滝沢歌舞伎』って僕たちの土台になっている作品なんです。その作品で映画に初めて出演できたことは照れもありますけど嬉しいです」と感慨を込めて語った。

また、本作の撮影は無観客で行われたが、これまでたくさんの観客を前にしてきた舞台との違いを阿部は「無観客の新橋演舞場で撮影して、寂しさも感じましたが、映画を観てくださる方のことを想いながら撮影しました。舞台の臨場感を映画でも伝えることができるように頑張りましたし、それがご覧いただく皆さんに伝わることを願ってます。皆さんが感動している様子を客席で見ていたいくらい!」と話すと、宮舘は「殺陣のシーンで切られたり、切る際のリアクションが映像で残るので、滝沢監督とも相談しながら角度など試行錯誤しましたね」と舞台とは違った、映画で工夫した点をコメントした。
続けて、演劇と映画の見せ方の違いを聞かれた向井は「表情ですね。
2020年1月にCDデビューするやいなや、発売したシングルが2作続けてミリオンセラーを達成、年末には紅白も決まり大旋風を巻き起こしているSnow Manゆえ、本作のタイトル【たきざわかぶきぜろ】の9文字で、大活躍の今年を振 り返るあいうえお作文に挑戦。
舞台の並び順に沿い、上手の目黒から始めるか、下手の岩本から始めるか…その順番決定はドラフト会議方式がとられることに。最上手の目黒が2つの封筒の中からどちらか1つを選び、その中の言葉が「た」なら、目黒から。封筒の中味が「ろ」なら岩本から始めることに。

目黒が引き当てたのは「た」。そこで目黒⇒阿部⇒佐久間⇒渡辺→ラウール⇒向井⇒宮舘⇒深澤⇒岩本の順でそれぞれの平仮名を担当することになり、みんなで悩みながらも、ゲームはスタート。
【た】目黒「たくましく」
【き】阿部「9人で乗り越えた」(ここで観客から大拍手)
【ざ】佐久間「座長を務めたSnow Man の晴れ舞台」
ここまでで会場は割れんばかりの拍手がおこり、順調に流れていく。しかし、そこからの
【わ】渡辺「渡辺く んが」
と回答したことでメンバーから「はぁ? なんなの?」と突っ込みが入ると、渡辺は「いやいや、渡辺くんが」につづいて次が【か】なら、もう言うことは1つしかないじゃない? と真顔で言うと、隣のラウールは、アクリル板を超えて「横からのプレッシャーがすごいんですが…」と困り顔。
【か】ラウール「可愛すぎる件について」
と茶目っ気たっぷりに答え、
【ぶ】向井「もう、次の人に託します!【ぶ】ぶっちゃけ」
と勢いよく発表。
【き】宮舘の「君がスキかどうか」
【ぜ】深澤「絶対にスキだと思うけど」
と話をつなげると、「一体なんの話になってるの?」とラストの【ろ】の岩本は困った顔を見せながらも、「はい! 決めました」
【ろ】岩本「ロシアの人は分からない」
とリーダーが見事にオチをつけた回答を披露。
そして、イベント終盤、もう終わりというその時に、MCの声がけにより、来場者全員が(当日会場で配布された)「WIT H LOVE」と書かれた特製ハート型ウチワを一斉に揚げたことで、会場内は「WITH LOVE」の赤いハートで埋め尽くされた。
これは、ファンからもメンバーにありがとうを伝えるサプライズ。この嬉しいドッキリにSnow Manは「ときめきが凄い!」「嬉しい! 嬉しい!」「みんな、ありがとう!」と感激した様子で客席に、 大きく手を振って感謝を伝えた。

最後にSnow Manを代表して、ラウールと岩本がメッセージ。ラウール「本日はありがとうございました。皆さんこれから映画をご覧になると思いますけど、熱量を持って、みんなで撮影しました! その想いが皆さんに届くと嬉しいです。今日は楽しんでください!」。
岩本「この作品に携わることができて感謝しています。ここからみんなで盛り上げていく作品だと思います! 老若男女、海外の方も含めて劇場でたくさんのエネルギーが交差する作品となっています。1回と言わずに友達、家族を誘って見に来ていただいて、この作品を盛り上げてほしいです」と力強い言葉を残し、イベントは大盛況のうちに幕を閉じた。
作品概要
『滝沢歌舞伎 ZERO 2020 The Movie』全国公開中
出演:Snow Man
岩本照、深澤辰哉、ラウール、渡辺翔太、向井康二、阿部亮平、目黒蓮、宮舘涼太、佐久間大介
佐藤新、影山拓也、鈴木大河、基俊介、椿泰我、横原悠毅、松井奏(IMPACTors)、小田将聖(少年忍者)
Eternal Producer:ジャニー喜多川
監督:滝沢秀明
振付:五関晃一(A.B.C-Z)
企画・配給:松竹
公式サイト:https://movies.shochiku.co.jp/takizawakabuki-zero-movie/
(C)2020「滝沢歌舞伎 ZERO 2020 The Movie」製作委員会