『増田貴久・中丸雄一のますまるらじお』放送開始

『増田貴久・中丸雄一のますまるらじお』4月7日、間違いなく最もゆるくて優しかったラジオ番組

2011年からラジオパーソナリティーを務めてきたNEWS・増田貴久のMBSでの番組がリニューアル。KAT-TUN中丸雄一がレギュラーとして加わり、『増田貴久・中丸雄一のますまるらじお』として4月7日から放送を開始した。

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グループの枠組みを超えたジャニーズ同期のコラボ、“ゆちます”の仕事を待ってました! と喜ぶファンも少なくないだろう。
本稿では『増田貴久・中丸雄一のますまるらじお』の記念すべき第一回の放送を振り返ってみたい。

持論を語るますまるがちょっとめんどくさい

スタジオには、増田と共にこれまでラジオを支えてきたフリーアナウンサーの宮島咲良が、中丸を迎えた。増田からリニューアルについて紹介すると、中丸は「すみません、お邪魔しますー。お邪魔しますじゃないか! ここから基本的に、じゃあずっと…いいんですか? お邪魔して」。

ゲスト風に低姿勢で加入した中丸に、「ずっとゲストの気持ちでいてほしいですけど(笑)」と冗談を飛ばした増田。宮島は「え、そうなんだ(笑)」と、やや驚いた様子。冒頭30秒ほどで早くも同期らしい会話が聞こえてきた。

ちなみに、ジャニーズに入所したのが1998年11月8日。同期には中丸、増田のほか、亀梨和也(KAT-TUN)、藤ヶ谷太輔(Kis-My-Ft2)、塚田僚一(A.B.C-Z)、越岡裕貴(ふぉ~ゆ~)がおり、同期会が開催されたことをバラエティ番組などで明かしている。

「ついにかと、やっと一緒に仕事ができる」。中丸が感慨深げに語ると、「僕らの関係を知ってくれてるファンの人は、二人が喋ってるところを見たことがないもんね、そんなに」と増田。番組でお互いのエピソードを聞かれたことがあったりはしたものの、共演の機会には恵まれなかった。

「どういう風に喋っていいかよくわかんない」と増田。
中丸は「音楽番組の舞台裏ではよく喋ってるし、ライブとかも観に行ったりとかして、お互いが。まあよくあったんですけど。表ってのはね、本当になかったんで」と、公の場になった途端、どこまで話していいものかわからないと言う二人。良からぬ方向へ進んだときのレフェリー役のようなポジションについた宮島。

さっそく、番組スタッフが用意した企画コーナーへ。二人の意思の疎通を確かめるべく、質問が投げかけられた。第一問「ごちそうと言えば?」という宮島の問いに……。

増田「餃子」
中丸「焼き肉」

早くもバラバラ(笑)。でも、「昔から好きだもんね」という具合にフォローした中丸。

反対に好きな焼き肉の部位を聞かれると、「赤身ですね」と中丸。宮島は「赤身っぽいですね」とぽつり。放送開始から10分ほどの企画の一問目、増田&中丸もそうだが、宮島も負けちゃいない。


第二問「ラジオと聞いて連想する言葉は?」。お題を聞いた中丸が「なんか合いそうな気がしますね」という期待もむなしく、

中丸「ドライブ」
増田「いい声」

……くふぅ……。誰かの言葉にならない声が流れていった。

その後も「小腹が空いたときに飲むもの」では、持論を語るますまるの、ちょっとめんどくさい感じが面白い。

第三問、宮島が「次は合わせてほしい」と仕切り直し。「二人で旅行するなら?」の問に、少し範囲を擦り合わせたにも関わらず、

中丸「ヨーロッパ!」
増田「世界一周、クルーズ旅行」

どこまでもすれ違う二人に思えたが、「ちょっと似てる」と宮島が言えば、「ヨーロッパも行くし、大丈夫」と増田。この日、間違いなく最もゆるくて優しいラジオ番組だったに違いない。

壮大な旅に思いを馳せる増田に、それに興味を持つには早くないか? と鋭い指摘をする中丸。そこまで関係が作れていないゲストとはこうもいかないだろう、普段の二人の会話を聞いているよう。笑ったり共感したりツッコミをいれたり、落ち着いた雰囲気でありながら楽しめる番組だった。

すれ違いトークに病みつき

かねてからラジオをやりたかったという中丸。以前、他局でグループメンバーと共にレギュラー出演していた過去がある。
現在は担当番組を持っていない中丸だが、あまりのラジオ熱に、会員ブログ『中丸のページ』内で「中丸のラジオ」と題した音声コンテンツをスタートさせたほど。今回、プライベートでも仲が良い増田との共演、そしてレギュラー出演とダブルで嬉しい知らせとなったに違いない。

番組前半にはKAT-TUNのニューシングル「Rore」、後半にはNEWS「ビューティフル」が流れ、双方の所属グループの音楽に触れるいい機会にもなった。音楽といえば、増田と中丸のソロ曲は、どちらもグループの楽曲とは違ったオリジナルの世界観を確立しているので、他のラジオでは聴けないようなプレイリストにも期待したい。

前出の質問コーナーで、2択に絞って合わない二人。別々の回答を無理やりひとくくりにしたり、無理やりまとめてみたり、トークの畳み方がなんとも30代の大人らしくて面白いのだ。

今後、二人の回答がピタリと重なる日はくるのだろうか。期待しつつ、すれ違ってからのトークも病みつきになりそうだ。

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Writer

柚月裕実


Web編集/ライター。ジャニヲタ。アイドルがサングラスを外しただけでも泣く涙腺ゆるめな30代。主にKAT-TUNとNEWSですが、もはや事務所担。

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@hiromin2013

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