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宮上先生のもと集うチームが素敵なんです『武士スタント逢坂くん!』第6話
7月26日からスタートしたシンドラ『武士スタント逢坂くん!』(日本テレビ系)。原作はヨコヤマノブオ『武士スタント逢坂くん!』(小学館「ビッグスピリッツコミックス」刊)。江戸時代からタイムスリップしてきた逢坂総司郎を濱田祟裕(ジャニーズWEST)が演じる。第6話では逢坂くんが時代を越えて宿敵と遭遇!?【前話レビュー】『武士スタント逢坂くん!』ホースを使っての触手体験もして「覚醒」した逢坂(濱田祟裕)
第5話で、宮上裕樹先生(今井隆文)に誘われて同人誌即売会「アダルティア」に初参戦した逢坂。そこで江戸時代の宿敵、春画を禁じた鶯谷寛喜(高嶋政宏)……によく似た男、敏腕編集者・鶯谷明喜に遭遇。警戒心MAXな逢坂は、自分のみならず丹内あたり(久保田紗友)を守ろうとしたが、鶯谷は丹内の働く出版社の上司であり、名物編集者だった。
鶯谷から名刺をもらった逢坂、さらには漫画を見てもらうことに! 思わぬタイミングでチャンスが到来した。
ヒット作品を手掛け、映像化までしている敏腕編集者から声がかかったと盛り上がる宮上先生と、アシスタントの緋村清人(森本慎太郎/SixTONES)と瀬戸水緒(長井短)。さらに「逢坂さんが描く漫画は、私も楽しみですよ」と丹内の言葉でさらに気合が入った逢坂。
宮上先生も好意的で、逢坂のためにコーヒーを淹れたり、4コマ漫画の基礎である起承転結を教えたり。漫画の持ち込みにも帯同、影からこっそり見守る。一方、緋村も瀬戸もアトリエで作業するものの逢坂のことを気にかけていた。
しかし、「新人潰しの鶯谷……噂は本当だったんですね」と緋村が良からぬ噂を耳にしていたが、その通りになってしまったようで……。鶯谷は、逢坂の4コマ漫画について、画柄が古いとかエロがダメだとか、「これじゃ売れない」と一蹴。自分の好きなものを描くのではなく、「100人いたら100人が興味を持つものを意識して」と続け、宮上先生のアシスタントだからなぁーと侮辱するような言葉まで……。
バンっ!と怒りをぶつけるようにして机を叩いて立ち上がった逢坂に、すかさずドアの向こう側で見守っていた宮上先生が登場。鶯谷は「新人の色モノ漫画家なんていつでも潰せるんで」と捨て台詞。つくづく嫌なヤツである。
一段とカッコよかった男性陣
鶯谷の暴言から弟子を守った宮上先生。いつものボンバーヘアではなく、キリっと横分けにしたヘアスタイルで、半袖のYシャツをパンツにインのコーディネート。まるで父親参観日のようだ。そして、「うちの弟子が大変な無礼を」と、紳士的。敏腕編集者の鶯谷を前に、少し背中を丸めながら「漫画は己の心から生まれる昂ぶりで描くもの」と、宮上先生たちから教わった言葉を伝えた逢坂。相手が誰であろうと、信念を伝え、立ち向かう姿がカッコよかった。良い師匠とチームとの出会い、逢坂くんが戦いを終えて帰る場所があってよかった。
いじけて机の下にもぐった逢坂。逢坂がスーッとスライドするシーンには何度も笑った。こうした小ネタを挟んでくるのだから油断ならない。
そして、今度は緋村の誘いで浮世絵展に繰り出した一行。春画も現在の漫画の先祖であるとの瀬戸の言葉に、自分の春画が残っているかもと期待を込める。そこに丹内殿が登場、逢坂は昂ぶり度MAX、さらに苦水の使い方を勘違いしてまさかの行動に出てしまう。逢坂の行いを驚きもせず隣でずっと呆れた様子で見守る緋村よ……。
でもこのおかげでみんなの浴衣姿が見られたので、視聴者としては「ありがとう逢坂くん!」である。浴衣もカラフル&柄モノと個性的で、それぞれが似合っているのだけど、チームの一体感も出ていた。