連日SNSで大きな盛り上がりを見せているNHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』。第15週「決断の時」では、ヒロインの舞(福原遥)とその母・めぐみ(永作博美)を中心に物語が進行した。
『舞いあがれ!』は、1990年代から現代を舞台に、ヒロインの岩倉舞が、ものづくりの町・東大阪と自然豊かな長崎・五島列島でさまざまな人との絆を育みながら、飛ぶ夢に向かっていく挫折と再生のドラマ。空へのあこがれを抱いた舞が、パイロットになる夢、そして“島を行き来できる電動小型飛行機作り”という新たな夢を追いかける姿を描く。
第15週では、父・浩太(高橋克典)を亡くし、残された舞とめぐみの“決断”が描かれた。舞の兄・悠人(横山裕)は会社を売ることを主張し、融資を受けていた信用金庫は会社をたたむ選択肢を提示。めぐみは悩んだ末にIWAKURAをたたむ選択をするが、工場で働く社員たちの愛情を目の当たりにして、会社を続けると翻意する。しかし、得意先からの取り引きが終了することになり、めぐみは社員3人のリストラを余儀なくされることに。舞はそんな母を支えようと、3人の再就職先探しに奔走。なんとか再就職先が見つかった頃、パイロットとして就職していた舞の恋人・柏木(目黒蓮)が、舞と話をするため東大阪にやってくる。舞は“パイロットの夢を諦め、母を助けて工場を立て直したい”という意思を伝え、柏木は「そういう舞だから、好きだった」「短い間でも一緒に空を目指せて幸せだった」と告げてその場を去り、2人は別々の道を行くことになった。
1月16日から放送の第16週「母と私の挑戦」では、浩太の遺志を継いで社長となっためぐみと、パイロット内定の話を辞退した舞が、2人で会社の立て直しに奮闘。経費削減や人員整理を行った結果、信用金庫から返済期限の延長を得られることになり、舞は会社の役に立つべく、ベテラン職人の笠巻(古舘寛治)からネジの作り方を習う。
予告動画では、笠巻の「設計ができる人間がいてな、何もできへん」という台詞と共に、家族を養うためIWAKURAを去った腕利きの職人・結城(葵揚)が映るシーンも。また、悠人がめぐみに「工場取り壊して、マンションにせえへんか」と伝える場面も盛り込まれている。この展開予告を受け、ネット上では「予告にちらっと章兄ちゃん映った。イワクラの危機を助けに来てくれる?」「章兄ちゃん戻ってくるの?!」「悠人くんがこれからどう動いていくのか」「悠人は悠人でお母ちゃんの人生を救いたいんだろうに…」など、さまざまな声があがっている。試練が続く舞とめぐみが、この逆境をどのように乗り越えていくのか、注目だ。