KAWAII LAB.に続くPEAK SPOTの存在感 『TIF2026』で広がるアソビシステムのアイドル展開

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ASOBISYSTEM(アソビシステム)のアイドル展開が、またひとつ大きな見え方を示した。



2026年7月31日から8月2日にかけて東京・お台場、青海周辺エリアで開催される『TOKYO IDOL FESTIVAL 2026(トーキョーアイドルフェスティバル) supported by にしたんクリニック』には、同社所属の10組の出演が決定。

KAWAII LAB.(カワイイラボ)からは櫻井優衣、CANDY TUNE(キャンディーチューン)、SWEET STEADY(スイートステディ)、CUTIE STREET(キューティーストリート)、MORE STAR(モアスター)、KAWAII LAB. MATES(カワイイラボメイツ)、KAWAII LAB. SOUTH(カワイイラボサウス)が出演。さらに、2025年に始動した新プロジェクト・PEAK SPOT(ピークスポット)からも、fav me(ファボミー)、Toi Toi Toi(トイトイトイ)、log you(ログユー)の出演が決定した。



KAWAII LAB.の勢いは、ここ数年のアイドルシーンを語るうえで欠かせないものになっている。FRUITS ZIPPER(フルーツジッパー)を筆頭に、CANDY TUNE、SWEET STEADY、CUTIE STREETと、それぞれ異なるカラーを持つグループが次々と存在感を広げてきた。そこに、次の世代を担うPEAK SPOTの3組まで『TIF』のラインナップに加わったことは、単なる出演数の多さ以上の意味を持つ。アソビシステムのアイドル展開が、一つのヒットにとどまらず、次のグループを生み出しながら広がっていることが伝わってくる。では、なぜアソビシステムのアイドルはここまで広がっているのだろうか。



【“かわいい”を日常に広げるKAWAII LAB.の設計力】

1つ目の理由として、“かわいい”の見せ方を現代的に更新している点が挙げられるだろう。KAWAII LAB.が打ち出してきた“かわいい”は、ただ衣装やビジュアルの話ではない。楽曲、振付、アートワーク、SNSでの見え方、ライブでの熱量まで含めて、ひとつのポップカルチャーとして成立している。FRUITS ZIPPERの「わたしの一番かわいいところ」以降、その感覚はよりはっきり可視化された。楽曲が聴かれるだけでなく、TikTokやInstagramを通して使われ、真似され、日常の中に入り込んでいく。

アイドルソングが、ファンだけのものではなく、自分を表現するための素材にもなっているのだ。





CANDY TUNEの「倍倍FIGHT!」も、その流れを象徴する楽曲のひとつだろう。キャッチーなフレーズや振付が広がることで、グループの名前を知らなかった人にも楽曲が届く。そこからライブやメンバー個人の魅力にたどり着く人もいる。いまのアイドルは、最初の入口が必ずしもライブ会場やCDショップではない。SNSの短い動画、友人の投稿、フェスのタイムテーブル、ファッション感覚に近いビジュアル。そうしたさまざまな接点から見つかっていく。アソビシステムは、その入口の作り方が非常にうまい。



【多様なグループカラーが広げる、アソビシステムの入口】

2つ目の理由として、グループごとのカラーが明確であることも大きい。KAWAII LAB.と一口に言っても、すべてのグループが同じ方向を向いているわけではない。CANDY TUNEにはポップで爆発力のある楽曲の強さがあり、SWEET STEADYには王道感と成長の物語がある。CUTIE STREETは、明るく開かれた雰囲気の中に、ビジュアルやパフォーマンスの強さを見せている。

櫻井優衣は個人としての発信力も高く、グループとはまた違う形でKAWAII LAB.の認知を広げている存在だ。





この“同じプロジェクト内にありながら、同じに見えない”というバランスは重要だ。KAWAII LAB.という名前には一定の統一感があるが、グループごとに入口は違う。かわいいものが好きな人、ダンスやライブの熱量を求める人、SNSで偶然見つけた楽曲から入る人、フェスで新しいグループを探す人。それぞれのリスナーや観客が、自分の感性に合う場所を見つけやすい。音楽、ファッション、ライフスタイルを分けずに楽しむ層にとっても、アソビシステムのアイドルは“アイドルを見る”というより、“いま気になるポップカルチャーを見つける”感覚に近い。



【KAWAII LAB.の先に広がるPEAK SPOTという新しい入口】

そして3つ目の理由として、PEAK SPOTの存在がある。今回の『TIF2026』では、fav me、Toi Toi Toi、log youの3組がラインナップに加わった。2025年に始動したばかりのプロジェクトから、3組がそろって出演する。この並びは、アソビシステムがKAWAII LAB.で生まれた成功をそのまま繰り返すのではなく、新しいグループ像をさらに立ち上げようとしていることを感じさせる。CANDY TUNEやSWEET STEADY、CUTIE STREETのように勢いを広げてきたグループを入口にしながら、観客はPEAK SPOTの新しいグループにも出会うことができる。目当てのグループを観に来た人が、タイムテーブルで別の名前を見つけたり、会場で偶然ステージを目にしたりする。

そこで「このグループもアソビシステムなんだ」と気づくことで、ひとつのグループへの興味が、次のグループへとつながっていくこともあるだろう。



【『TIF2026』が映す、アソビシステムの次のフェーズ】

いまのアイドルシーンでは、楽曲の良さだけ、ビジュアルの強さだけ、SNSでの拡散力だけで広がり続けることは難しい。曲を聴いて好きになる人もいれば、ショート動画で振付を知る人もいる。衣装やメイクの雰囲気に惹かれる人、フェスやライブで初めて気になる人もいる。入口がいくつもあるからこそ、グループの魅力はより広い層に届いていく。アソビシステムのアイドル展開は、その入口を自然に増やしている。原宿カルチャーやファッション、SNSでの発信と結びついてきた同社だからこそ、アイドルを音楽だけで見せるのではなく、ビジュアルや空気感まで含めたポップカルチャーとして届けられるのだ。



『TIF2026』に出演する10組を見ると、アソビシステムのアイドル展開がいまどこまで広がっているのかが見えてくる。KAWAII LAB.で人気を伸ばしてきたグループがあり、その流れを受けるように、PEAK SPOTから新しいグループも登場している。すでに知っているグループを観に来た人が、同じフェスの中で別のグループにも出会う。その積み重ねによって、アソビシステムのアイドルは、一組ごとの人気を超えて、より大きな広がりを持ちはじめている。



KAWAII LAB.で広げてきた流れを、アソビシステムはPEAK SPOTという新しい動きにもつなげている。

『TIF2026』は、その現在地をわかりやすく感じられる場になるだろう。

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