各界で功労功績のある人を招待し、公費で催す総理主催の「桜を見る会」に安倍晋三総理地元事務所(山口県)の案内で総理の後援者ら800人が招待されていた疑惑の解明が求められる中、安倍総理は13日夕、来春に予定していた「桜を見る会」を自身の判断で中止したと記者団に語った。
菅義偉官房長官が記者会見で中止を発表した。
一方、立憲民主党の安住淳国対委員長は「今国会で予算委の集中審議に総理にお出ましいただいて、総理から直接、聞かせていただかないといけない。集中審議を衆参で要求すると(野党の国対委員長会談で)決めた」と集中審議を求めていくとした。
日本共産党の志位和夫委員長は「すでに実行された行動の責任が問われているのであって、『これからはやりません』といくら言ったところで、『すでに実行された行動の責任』をいささかも免れることはできない」と私物化疑惑の解決にはならないことを指摘。
志位委員長は「まずは招待者名簿の問題」と述べ「内閣府は『名簿は廃棄』と強弁するも、各省庁の推薦名簿は管理・保存していることが明らかに(なっている)。ならば、すぐに提出せよ。『功労・功績のある方々』の名簿提出を拒む理由はないはずだ」と名簿を公表するよう強く求めている。「功労・功績」に照らし納得できる人らであれば疑惑解消につながるだけに名簿開示が求められている。
桜を見る会は参加費が無料。