【写真】ヒロインを務めた織田奈那、撮り下ろしショット
──8月27日に公開される『遊星王子2021』にヒロインの大村君子役で出演します。以前から演技の仕事をやりたい気持ちはあったんですか?
織田 もともと女優さんに憧れていたので、演技をしたい気持ちはずっとありました。
──『遊星王子2021』の出演を聞いて、最初に感じたことは?
織田 ヒロインと聞いて「私がヒロインなんてできるのかな?」と不安もあったんですけど、めったにないチャンスだと思ったのでやらせていただきました。
──内容はコメディというか、特撮オマージュ作品かと思います。
織田 そうですね(笑)。台本を読んだとき、シュールな笑いが好きなので楽しそうだなって思いました。
──織田さん的『遊星王子2021』の見どころを教えてください。
織田 一家団欒のシーンがあるんですけど、少し前の時代の家族の風景みたいな感じで、すごくいいなって思いました。観ていてホッとするんです。
──作中は現代の設定なのにどこか昭和感があります。
織田 ちょっとレトロですよね。私ってよく「昭和顔」と言われるので、作品に合っているんじゃないかなって勝手に思ってます(笑)。
──特撮部分はどうでした?
織田 ロボットのクオリティがけっこう高くて。
──そ、そうですか(笑)?
織田 いや、近くで見ると意外とよくできてるんですよ(笑)。
──織田さんが演じた大村君子と自分で「似ているな」と思うところはありましたか?
織田 君子は気が強くて正義感がある女性なんですけど、うーん……どちらかといえば似ているのかなと思います。とくにサバサバしているところは一番の共通点かなって。
──クローディア姫も演じていましたが、演じ分けは大変だったんじゃないですか?
織田 そうですね。クローディア姫は気高い大人な女性を意識しながら演じました。
──主演の日向野祥さんはどんな方でした?
織田 すごく真面目な方で、セリフも噛まず、忘れず、素晴らしい方で、見習いたいところがたくさんありました。
──監督から言われて印象に残った言葉を教えてください。
織田 「もっとゆっくりしゃべっていいよ」って(笑)。あとは「もっと間を作った方がいい」と言われました。
──面白いシーンも多かったですが、思わず吹き出しそうになることはなかったですか?
織田 全然ありました。日向野さんの衣装が面白くて(笑)。撮影が始まってしばらくの間、頑張って笑いを堪えてました。
--{「いろんな役を演じてみたい」}-
──完成した映像を観て、ご自身の演技はどうでした?
織田 いやぁ……あんまり自然とは思えなかったですね(笑)。
──正直ですね(笑)。
織田 撮影しているときは上手くいったんじゃないかと思ったんですけど、客観的に見ると気になるところばかりで(笑)。
──まだまだ改善すべきところはありそうだと。
織田 そうですね。でも、あの世界観には溶け込めていたと思います。
──今回の作品を経験して、また演技の仕事に挑戦したい気持ちはありますか?
織田 その気持ちは強くなりました。いろんな役を演じてみたいなって。
──最近だと『あざとくて何が悪いの?』(テレビ朝日系)のドラマパートに出演していました。
織田 『遊星王子2021』があったおかげで自然に演じられたと思います。
──女の子らしい演技がよかったですよ。
織田 ファンの方からも驚かれました。「可愛かったよ」と言ってくれる方が多くてうれしかったです。
──『あざとくて何が悪いの?』では「あざとい男子」の相手役でしたが、「あざとい女性」を演じてみたいとは思いませんか?
織田 「あざとい女性」は可愛いなと思うんですけど、自分に「あざとい」要素は1つもなくて(笑)。『あざとくて何が悪いの?』のお話が来たときも、最初は「あざとい女性」を演じるのかと思って戸惑ったんです。
──今後の目標を教えてください。
織田 まだ自信は持てないけど、いつかは憧れているミュージカルに出演できるように頑張りたいです。インフルエンサーとしては、YouTubeの登録者数50万人を目指してます!
▽織田奈那
2020年より女優・インフルエンサーとして活動。初のヒロインであり、1人2役に挑戦した映画『遊星王子2021』が8月27日(金)より、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかロードショー。