【写真】写真集で美ボディを披露した渡辺みり愛の撮り下ろしショット
──卒業発表は5月でした。
渡辺 去年のステイホームの時期に乃木坂46のライブDVDを見たんです。そしたら、踊りたくなってしまって。それ以前から卒業のことは考えていたから、発表の時期がわからなくなってしまいました。このまま家でじっとしているままでは辞められないと思いました。だから、去年の『乃木坂 46時間TV』(ABEMA)の個人の時間でダンスをやったんです。12月のアンダーライブの頃は、卒業することが頭にあったので、「これで最後だ。後輩に教える立場に回らなきゃ」と思っていました。
──卒業については誰にも相談しなかったんですか?
渡辺 (伊藤)純奈と(北野)日奈子には話していました。ただ、みんなでごはんを食べに行って、じっくり卒業について話すようなこともご時世柄できていないので、それが心残りではあります。
──伊藤純奈さんとは同時に卒業することになりました。
渡辺 純奈とはたくさん相談しました。
──卒業が発表されて、他の期生はどんな反応でしたか?
渡辺 4期生の松尾美佑ちゃんは、泣きながら連絡をくれました。「みり愛さんがいないと生きていけないです!」って。「大丈夫だよ。生きていけるよ」って言ったんですけど、かなり私に依存してくれているんです(笑)。3期生は仲良しのメンバーが多いので、たくさん連絡をもらいました。後輩に慕われていて、よかったなって思いました。
──1期生は?
渡辺 (和田)まあやが泣いてくれました。可愛いなって思うのが、(齋藤)飛鳥ちゃん。卒業が決まってから、やけに話しかけてくれるようになって。
──気になるのは卒業後です。
渡辺 一旦、お休みする期間にします。身も心も休めながら、自分のやりたいことを見つけようと思っています。どんな方向に進むかも全然決まっていないんです。その先が芸能界かもしれないし、一般企業かもしれない。やりたいことがいっぱいあるんです。中途半端な状態だから、進む道をハッキリさせたいなと思っています。
──写真集のインタビューでは、「アイドルに向いていない」と書いてありましたね。
渡辺 はい。
──8年間の活動で、卒業後にふと頭に浮かんでしまうような、印象的な場面を挙げると?
渡辺 秩父宮(「真夏の全国ツアー2018」@明治神宮野球場/秩父宮ラグビー場)での光景です。3日目の夜、『風船は生きている』で会場がペンライトで真っ白になったんです。その曲は白になるようにファンの方にはお願いしているんですけど、それを知らない方も大勢いらっしゃいます。それに、1日目、2日目はお昼の時間帯にその曲をやったから、色がよくわかりませんでした。3日目は夜に披露するからどうなるかなと思っていたら、ファンの方が「白! 白!」って必死に叫んでくれて。会場が白で染まりました。その団結力にビックリしたんです。
──8年の活動はどんなものでしたか?
渡辺 毎日が新鮮なものでした。一文字で表現するなら「新」ですね。毎日違う方に写真を撮っていただいたり、初めましてのファンの方とお話をしたり。初めての方と関係を築いていくことも新鮮でした。どの現場でも、入ったばかりの頃の感覚に戻れるというか。慣れることなく8年間を過ごせました。
──乃木坂46に入って、よかったですか?
渡辺 はい! 幸せでした! これからも幸せになります。
【前編はこちら】乃木坂46 渡辺みり愛、念願の写真集は「今までの中でも最高の出来」
▽渡辺みり愛 1st写真集『消極的な華やかさ』(竹書房)
発売日:8月31日(火)