【写真】大倉学役を演じる高杉真宙、ほか『おいハンサム!!』場面カット【9点】
個性的な登場人物の中でも“回を重ねる毎にゾワゾワが増す”と評判の大倉学役を演じているのが高杉真宙。合コンで出会った三女の美香が「爽やかなハイスペック男子!」と付き合うも“スパルタ発言”が次々出て来て、さぁ大変…そんな学役をどのように捉え、演じているのか。共演者とのエピソードや「家族と恋の思い出ご飯」を聞いてみた。
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――東海テレビ制作のドラマは約7年ぶり、オファー時の感想は?
高杉 めちゃくちゃ嬉しかったですね。いろんな作品を経験して今の僕があると思うんですが、なかでも色濃く印象に残っているのが2015年に主演を務めさせてもらった『明日もきっと、おいしいご飯~銀のスプーン~(*)』だったので。実は最近引っ越しをしまして、片付けをしていた時にその台本が出てきたんです。僕は仕事でもらった手紙やスケジュールを台本と一緒に保存しているのですが、それらを見返しながら「懐かしいな」と思っていた矢先にこのお話をいただいたので、ご縁を感じましたし「成長できている姿を見せられたらいいな」と思いましたね。
*2015年6-7月期、東海テレビ・フジテレビ系「昼の帯ドラマ」。高杉真宙は東海テレビ昼ドラでは男性として単独最年少主演となった。
――大倉学とは、どんな役ですか?
高杉 第4話まで見てくださった方はお気づきの通り(笑)、僕が演じる学さんは一見すごく爽やかで微笑みの多い男性ですが、実は「自分中心に世界が動いている」と思っているような自己中心的なルールを作って生きている人です。めちゃくちゃ自分に素直な人なんですけど、その素直さが鼻につくというか(笑) 、でも僕としてはこれまでやった事のない役なので現場で、いろいろと試しながら演じています。
その1つが、“微笑んでいても目ははっきり開けない”こと。
――恋人・美香役の武田玲奈さんの印象は?
高杉 武田さんは僕より1つ年下なんですけど、武田さんの方が大人で話していてもすごく落ち着いている印象ですね。一緒にお芝居をしていても“間とテンポ”というものが気持ちよくリズムとして取れる方なので、とてもやりやすかったですね。
――武田さんとの印象的な現場エピソードは?
高杉 第4話で登場する“2人で見た映画の感想を言う”というシーンなんですけど、撮影当日に映画の設定が変わって台詞も変わったんですね。最初の設定では『斬られる時ホントーに痛い感じしたよね』という感想が『ファイナルビームで反撃された時ホントーに痛い感じしたよね』に変わっていて「ビーム!?全然違うジャンルの映画になったな」って。そういう細かい設定の変化は面白くて良かったんですけど、長めの台詞の急な変更に「武田さん、即対応できてスゴイな。僕だったらテンパって大変だよ!」って思いながら見ていましたね。
――本作は「家族と恋と食の物語」…ご自身の「家族との思い出ご飯」とは?
高杉 冬で言えば鍋ですね。福岡出身なので家では鶏肉を使った水炊きが多かったんですが僕、春菊が苦手なんですよ。でも母親と次男が春菊好きで、自分たちが食べたいから絶対入れてくるんです。
――では次は恋とからめて…「思い出の恋メシ・恋スイーツ」は
高杉 福岡にいた中学1年の時、唯一デートで出かけた場所が映画館。と言っても友達10人以上とグループデートとも呼べないような大人数で、『ROOKIES』を見る事になりまして。面白かったんですが、ポップコーンを食べジュースを飲みながら見ていたら、最後の1時間ぐらいずっと「トイレに行きたい」ってなって…でも途中を見逃すのが嫌で行かなかったために、映画の内容はもちろん、どうやって家に帰ったのかも覚えていないんです!だから今でも映画館でポップコーンを買うと、それを思い出して毎回「トイレ行こう」ってなるんですよ(笑)
――最後に、視聴者へのメッセージをお願いします。
高杉 第5話で学さんは結婚のために動き始めますが、ある意味、皆さんの期待を裏切る事なく動いてくれますので、美香さんが学さんとどうやって付き合っていくのか、また学さんの行く末にも注目してもらいたいですね。家族のお話でもあり温かいゴハンの話も出てくる『おいハンサム!!』は笑って、温かい気持ちになれるドラマです。見た後に「明日、実家に帰ろう」とか「翌朝、家族に“おはよう”ってちゃんと挨拶しよう」と思える作品になっていますので、ぜひ楽しんで見てもらえたら嬉しいです!!
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