(前後編の前編)
【写真】NGT48 川越紗彩、三村妃乃、古舘葵の“Signal”撮り下ろし写真【7点】
──まず最初に、ユニットが誕生した経緯から教えてもらえますか?
川越 朱鷺メッセでのNGT48単独コンサート(21年10月)で、この3人で1曲任せていただいたのがきっかけです。その頃はまだSignalという名前もなく、ただ楽器を弾ける子と歌える子が集まったユニットだったんですけど。
三村 その後、NGT48 7thシングル(21年12月リリース)のカップリングとして私たちのオリジナル楽曲をいただけることになって。その時に3人で候補を出し合い、Signal(「g」の正式表記はト音記号)というユニット名が決まりました。
──Signalに決まった理由は?
三村 3人組なので「3つのものって何だろう?」と考え始めて、そこから信号機を表すSignalになりました。Signalには号令とか合図みたいな意味もあって、かっこいいな、と。でも結構紆余曲折あったんです。「三色だんご」とか(笑)。
古舘 紗彩ちゃんが出してくる案がえげつなくて!
川越 アハハ! 意味分かんないのばかり挙げてましたね。それぞれの好きな食べ物を合わせてみたり。
三村 ブロッコリー(古舘)・水(三村)・激辛(川越)、みたいな。
古舘 ユニット名を決めるのはすごく大変でした。
三村 しっくり来る名前を決めるのって難しいですね。ちなみにカラーは赤=三村、青=川越、黄色=古舘です。
──オリジナル曲をもらえた時は当然うれしかったと思うのですが、その瞬間のことは覚えていますか?
古舘 はい! まず、曲をいただけること自体がサプライズで。でも、シングル発売記念配信の中でサプライズ発表される予定だったんですけど、私たちが直前にスタッフさんの台本を見ちゃって……。
川越 それでびっくりして「聞いてる!?」「聞いてない!!」って。
三村 本当に配信の15分前くらいに知ったので、本番中も夢見心地だったのを覚えています。
──ではSignalとして、メンバーそれぞれの魅力を教えてください。まずは川越さんの魅力は?
古舘 ギターが上手! こんなに可愛い子がギターをジャカジャカ弾いてるっていうギャップが、私はいいなと思います。
三村 ギターに合う歌声の声質も素敵です。あと、こんなに可愛い顔をしているのに面白い! ユニークなセンスがあるところも魅力ですね。
川越 やった! 面白いって言ってくれるのはうれしいけど、最近は「変」と言われることも多くて。
古舘 確かに。人の話を聞かないし。
三村 うん、マジで聞かない(笑)。
古舘 1分間で同じことを2回聞き返したりする(笑)。
川越 直します!
──では、三村さんの魅力というと?
古舘 妃乃ちゃんは音楽センスがめちゃくちゃあります! 3人で合わせる時は楽譜もなくどんどん進めていくことが多いんですけど、その中で妃乃ちゃんが「こうしたらいいんじゃない?」と提案してくれたりするおかげでSignalの音楽が成り立っているなと思います。
川越 歌声も安定していてすごいです。緊張しないのかな? もししていたとしても、それを表に出さず堂々としているんですよ。妃乃と一緒にステージに立つと安心感があります。
三村 普段のライブとかではそれほど緊張はしないですね。でも『AKB48グループ歌唱力No.1決定戦』のような賞レースはさすがに緊張します。あれは毎回慣れないです。
──パッと見たところ、Signalは三村さんがリーダーのような印象を受けたのですが。
三村 あお(古舘)がさっき言っていた「こうしたらいいんじゃない?」というのは、あくまで感覚で言っているだけ。私は楽器の基礎がないので。Signalにリーダーはいなくて、私は「客観的に意見を言うだけの人」です。私が言うと2人が頑張ってくれます(笑)。
──そして、古舘さんの魅力は?
三村 あおはすぐ「弾けない、無理」って弱音を吐くんです。でも実際にはちゃんと弾ける。きっと今までの人生でピアノと向き合って頑張ってきた証拠なんじゃないかなって思います。
川越 きっとお家でめちゃめちゃ練習しているんじゃないかな。見えないところで努力しているんだろうなと思っています。あと、あおは年下だけど頼れるところがたくさんあります。
三村 確かにそうだね。加入した時は中学2年生の14歳で「みんなの妹」って言われていたけど、年上メンバーよりもしっかりしていて自分の考えも持ってるし。
川越 妃乃も貫禄あるよ。どうしよう、私が一番年上なのに。しっかりしなきゃ(笑)。
【後編はこちら】NGT48 古舘葵が卒業前に語った大好きなユニットへの想い「またこの3人でやりたい」