──この記事で「初めまして」になる読者の方も多いと思います。
石橋 2人だけで撮影をしたり、取材を受けたりするのも、今日がはじめてです!
──ということで、まずはお2人の基本的な話から聞かせていただければ、と思います。まずは「なぜHKT48に入ろうと思ったのか?」。
工藤 私はテレビ番組で募集していたのを見たことがきっかけです。それまでアイドルってスカウトされるものだと思いこんでいたので「えーっ、自分で応募できるんだ!」って。もともとAKB48グループが大好きだったので、小学6年生のときに受けてみました。
石橋 私は4期生のオーディションを受けて、落ちているんです。そのときはお姉ちゃんたちがアイドルを好きで、一緒にテレビを観ているうちに「私もあんな可愛い衣装を着てみたい!」ぐらいの気持ちで応募しちゃったんですけど、オーディションに落ちたことで、ものすごく「悔しい!」って気持ちが大きくなってきて「今度も受けてみよう」という強い意志が自分の中にできたんです。それで5期生のオーディションを受けて、今度は合格できました。
──お2人とも加入前から48グループを見てきたようですが、憧れているメンバーは?
工藤 私はまゆゆ(渡辺麻友)さんが大好き! ただ小学生で握手会とか公演とか、どうやって申し込めばいいのか分からなかったので、ずっとテレビで応援しているだけだったんですけど。
──先日の横浜スタジアムでのコンサートに渡辺麻友さんが出演しましたけど、会うことはできましたか?
工藤 会えました!
──初の生まゆゆはどうでしたか?
工藤 もうサイコーでした! 声とか、あとはもう……すべて!!
──憧れの人に会えてよかったですね。
石橋 私は2人、います。1人は松岡菜摘さん。すごく綺麗なのに、公演やコンサートのMCとかはすごく面白いし、ちゃんとまとめてくださるじゃないですか? 本当に勉強になります。あと大人な歌を唄うときにも、松岡菜摘さんのパフォーマンスがとても参考にになるなぁ~って思います。
──怖くないですか?
石橋 とっても優しい先輩です。もう1人が矢吹奈子さん。とても歌が上手いし、とにかく可愛い! すごく憧れています。
──今年の3月から5期生による研究生公演。「脳内パラダイス」がスタートしました。
工藤 今まではコンサートなどで1曲だけを歌わせていただくことが多かったんですけど、公演となったら何曲も覚えなくちゃいけない。もう(立ち位置の)番号がこんがらがっちゃったり、導線もたくさん覚えなくちゃいけないから、最初の頃は公演のたびに必ず1つはミスがあって(苦笑)。でも、最近は公演を続けていくうちに、ちょっとは成長できたのかなぁって思っています。
石橋 最初は不安しかなかったよね。ダンスも歌もMCも完璧じゃない5期生だけで公演ができるのかなって。
工藤 うん、そうだよね。
──そんな中で初日を迎えてみて、いかがでしたか?
石橋 初日を終えてから、5期生の絆というか団結力がすごく深まった気がします。話し合いとか、それまでは全然、できてなかったんですけど「これからはみんな隠さずに言い合おう!」って。そういう関係性ができたので、本当に私たち5期生にとって大切な公演だなって思います。
──話し合いは結構、頻繁にやっているんですか?
石橋 話し合いというか、今まではダンスを間違えても「次からは気をつけようね」で終わっていたんですけど、今は「この部分、できてなかったよ」って、ちゃんと指摘するようになって。
工藤 それだけじゃなくて「間違えたところが直るまでやろう!」って、みんなで言えるようになったよね。
──この取材は会議室で収録しているんですが、部屋に入った瞬間に「こういう場所があればいいのにね」って言ったのは、メンバー全員で反省会をやりたかったからなんですね。ただ、急に「会議ごっこ」をはじめて、止めるまで2人だけで延々と続けていたのにはちょっと驚きましたけど(苦笑)。
石橋 アハハハ! すいません。
工藤 さっきはふざけていましたけど、この取材を通じて、5期生のことを少しでも多くの方に知っていただきたいし、興味を持っていただけたら、ぜひ「脳内パラダイス」公演に足を運んでもらいたいなぁってマジメに思っています!
──ここまでの話を聞いていると、公演は日々、進化しているようなので、一度と言わず、何度でも劇場に足を運んでいただきたいですね。
石橋 握手会、すごく楽しいです! 最初は不安でしたけど、1回目の握手会が楽しすぎて、それから大好きになりました。「公演で気になったから初めて来たよ」と言ってくださる方も多いんです。握手会ってファンの方、1人ひとりと向き合ってお話ができるから、ファンの方の目線で自分がどう見えているか分かるし、自分がどういう気持ちでいるのかも伝えることができるので。
工藤 私はモバイルメールやSHOWROOMで事前に「どういうことをして欲しいですか?」って、みなさんの意見を聞いて、少しでも握手会が楽しくなるように、いろいろと工夫しているところです。握手会がきっかけになって、私に興味を持ってもらえたら、うれしいです。
──公演についても、握手会についても、本当にしっかりとした意見を持っているんですね。まだ13才とは思えないぐらい、お2人ともしっかりしていますよね。正直な話、なこみく(矢吹奈子&田中美久)がこれぐらいのキャリアのときには、こんなにしゃべれませんでしたからね。
石橋・工藤 イエーイ!(とハイタッチを交わす)。ありがとうございます、エヘヘヘ。
──撮影のときもそうでしたけど、意見がシンクロすると、そうやってハイタッチを交わすんですね。とても仲がいい! ちなみに「いぶはる」として注目されていることについてはどう思いますか?
工藤 すごくいいことだと思います。
石橋 ジャストフィットです!
工藤 だって、最初に2人でコンビを組みたいね、なんか名前を考えようよってなったときに、咄嗟に浮かんできたのが「いぶはる」だったんだよね!
石橋 そう! もう、その瞬間からしっくりきたんだよね。
──ちなみに「はるいぶ」ではダメなんですか?
工藤 うーん……「はるいぶ」はちょっと、しっくりこないです(苦笑)。
──これまでのHKT48の歴史をたどっていくと「同期によるコンビ」が時代を彩ってきました。2期生のめるみお(田島芽瑠&朝長美桜)は早い段階でセンターを張りましたし、なこみくもユニット曲(『生意気リップス』)をもらっています。そういう部分も意識しますか?
工藤 まだまだ私はダンスも歌もへたっぴなので、まだムリなんじゃないかと思います。でも、これからいっぱい練習をしていって、いつかは2人でそういうことをやっていけたらいいなぁ~と思っています。
石橋 この記事を読んで、少しでも興味を持ってくださった読者のみなさん、5期生と「いぶはる」をよろしくおねがいします!
▽石橋颯(いしばし・いぶき)
2005年7月22日生まれ、福岡県出身。A型。145センチ。HKT48 5期研究生。ニックネームは「いぶき」。2018年11月26日開催のHKT48の7周年記念公演にてお披露目された。
▽工藤陽香(くどう・はるか)
2006年4月21日生まれ、福岡県出身。血液型不明。152センチ。HKT48 5期研究生。ニックネームは「はるちゃん」。2018年11月26日開催のHKT48の7周年記念公演にてお披露目された。