【写真】全身カットも、「ミス週刊少年マガジ」瑚々の撮り下ろし【7点】
小学4年生の頃、テレビで「東京ガールズコレクション」のランウェイを見て、モデルに憧れていた瑚々は、叔母に勧められて「イトーカンパニー ネクストヒロインオーディション2015」に応募すると、見事にグランプリを受賞。小学5年生で事務所に所属して芸能活動をスタートさせた。
「初めて受けたオーディションだったので、あまり芸能界のことも知らなくて。いざ所属したら俳優さん中心の事務所だったので、モデルのオーディションも受けつつ、お芝居のレッスンやオーディションにも行くようになりました。そのうち演技の楽しさを知って、女優とモデルの両方をやりたいと思いました。
どちらも表現するお仕事なので、共通する部分が多いんですよね。たとえばお洋服にも、ドラマや映画のようにストーリーがあります。アプローチは違うけど、どちらの活動もやっているからこそ表現の幅も広がっているなって感じます」
「ミスマガジン2022」に応募したのは、コロナ禍で思うような活動ができなくて悩んでいたときだった。
「落ちても受かっても挑戦すること自体が良い経験になるだろうなと思って受けさせていただきました。投票で競い合うコンテストで言えば、高校1年生のときに『制コレ’20』に出て、ファイナリスト15名にも選ばれたんですけど、当時は深く考えずに受けたんですよね。でも『ミスマガジン2022』は、しっかりと体型作りをしてベスト16の撮影に臨みました。
審査期間中はSHOWROOMの配信審査も頑張って、1日3時間までできる配信を毎日3時間きっちりやりました。自分がファンの気持ちになって考えたときに、コメントを返してもらうのが一番うれしいかなと思ったので、絶対に一人ひとりのコメントを読んで、一問一答みたいなことをやっていました」
自分にやれることは全てやった結果、グランプリを受賞する。
「まさかグランプリを獲れるとは思っていなかったんですけど、オーディションを通して成長できたなという実感はありました。今年3月に高校を卒業したんですけど、今は高校生のときの自分とは180度違う人生を歩ませていただいているので、大きなターニングポイントになりました。
グラビア活動に関しては、最初から抵抗感もありませんでした。私のグラビアに対する考え方は、いかに自分の体を美しく綺麗に見せるかということ。モデル活動との違いは布の量ぐらいだと思っているので、大きな違いはありませんし、お洋服を着て撮影するときに『グラビアっぽくなってるよ』と言われることもあります。ただ理想の体型はモデルとグラビアでは違うので、ジムでトレーナーさんに教えてもらいながら、お仕事に応じてボディメイクのやり方を使い分けています」
「ミスマガジン2022」の6人が主演を務める映画『さよならエリュマントス』で演じるのは、あちこちでドサまわりをさせられているチアリーダーズ「エリュマントス」のメンバー・ココ。
「大野大輔監督が自ら書いた脚本を初めて読んだとき、ちゃんと6人のことを観察した上で、それぞれのキャラクターを作り上げたホンだなと強く感じました。それぞれ、どこかしら自分に近い部分があるんですよね。私とココの共通点は、しれっと行動力があるところ。
ココはメンバーに内緒でオーディションを受けて合格、グループを辞めて上京しようと画策しますが、思い立ったらすぐ行動というのは似ていますね。
大野監督は多くを語らず、役者に委ねるタイプの演出だった。
「大野監督はあまりこうしてほしいなど言ってくれるタイプではなく、正直モヤモヤすることもありました。役者として、大野監督の見ているビジョンに合わせたいんですけど、上手く汲み取れないこともあるし、合わなかったときの反応が鈍いんです(笑)。でも、私が提案したちょっとしたアイディアを褒めてくれて、採用されることもあって。
大野監督の意図にハマったときはうれしくて、やりがいを感じました。完成した作品を観て、こういう世界観で撮影をしていたんだと気づくことも多かったですし、改めて大野監督に尊敬の念を抱きました」
撮影期間の10日間は、6人とも同じ部屋で寝泊まりした。
「通信制の高校に通っていたので、修学旅行みたいにグループで行動するのは、中学生以来だったんです。お仕事だけど、同年代の女の子たちだし、オーディションを通して仲良くなったメンバーなので、撮影を通して青春も一緒に味わえた気がしました。ただ演技経験のない子や映画初出演の子もいたので、自分がしっかりしなきゃいけないという責任感もあって。スケジュールを確認して伝える役割などを率先してやっていました。
仲が良いとは言え、みんなで共同生活するのは簡単なことじゃないですし、チアダンスも覚えなきゃいけない。
9月27日には台湾ロケを敢行した1st写真集を発売する。
「実は『さよならエリュマントス』のクランクアップから間もなく写真集の撮影があったので、ちょっと気が抜けていたというか。初海外だったのにホテルでリラックスして眠れましたし、周りのスタッフさんが優しく、撮影中も楽しくてすごく幸せな空間でした。せっかく台湾に来たからということで、ちゃんと毎食、美味しいものを食べて、台湾の綺麗な景色を見ながら撮影できて、素の自分を出せたと思います」
今後も女優、モデルの活動を並行して行っていくのが目標だ。
「女優としては、しっかり実力をつけていきたいので、たくさんの良い作品に携わっていきたいです。モデルとしては、お仕事に応じてボディメイクをしっかりして、同性からも憧れられるような存在になりたいです」
▽『さよならエリュマントス』
シネマート新宿・ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開中
瑚々 咲田ゆな 麻倉瑞季 斉藤里奈 三野宮鈴 藤本沙羅
豊田ルナ 平井亜門 田中爽一郎 大高洋子 瀬尾タクヤ
米本学仁、川瀬陽太 / 中島歩
監督・脚本:大野大輔
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