【写真】「写真集はこれまでのグラビアの集大成」ピョ・ウンジの撮り下ろしカット【12点】
2016年に前職を辞めてタレント活動を始めたウンジが、グラビアに興味を持ったきっかけはインスタグラムだった。
「たまたまインスタで見つけた日本のモデルさんの写真が素敵で。自然体でかわいい表情を探して見ていたら、アルゴリズムがグラビア関連の写真で埋まってきて。それを見ていくうちに、私も日本の美しい景色の中で、被写体になってみたい気持ちが強くなりました。それで自分でもやってみようとSNSに自撮りや、妹に撮ってもらったセクシーな写真を上げるようになりました」
日本のようにグラビア文化が確立されていない韓国で圧倒的な知名度を誇る日本のグラビアモデルに、ウンジは多大な影響を受けた。
「韓国では篠崎愛さんが有名で、私にとっても憧れの存在です。彼女の写真集やグラビアを見て勉強したり、参考にさせてもらったりしています。馬場ふみかさんも韓国では人気があって、彼女のグラビアもよく参考にしています。そういう日本のグラビアモデルさんの影響を受けていくうちに、私も写真集を出すのが大きな夢になりました。なので今回、大きな出版社から写真集のお話をいただいて、光栄でしたし、緊張もあったんですけど、すごくうれしかったです」
コロナ禍前はプライベートで東京、大阪、福岡、別府などに10回以上訪れるぐらい日本が好きだった。
「小さい頃から日本のアニメキャラクターが好きなのもあって、日本の文化に触れる機会が多くて、自然と日本に訪れる機会が多くなりました。
写真集撮影の事前準備として、ピラティスで重点的にボディメイキングを行った。表情やポージングは、日本のグラビアアイドルの写真集を参考にした。
「日本のモデルさんを見ていると、自然体で撮られているのが印象的で、いろいろな写真集を見ながら、表情の作り方を勉強しました。くりえみさんとコラボグラビアをやらせていただいた経験も大きかったです。韓国ではグラビア文化が定着していないので、勉強できる場がなかったんですよね。くりえみさんとのコラボを通して、間近で表情やポージングの勉強をさせていただいて、そのときに学んだことを参考にして写真集の撮影に臨みました」
写真集の撮影は東京・京都を舞台に二泊三日で行われた。
「ハードスケジュールだったので、正直言うと体力的にきつかったです(笑)。でも撮影現場の雰囲気や、スタッフさんとの関係性が素晴らしくて、楽しく撮影ができました。
衣裳のバリエーションも豊富で、キュート系からセクシー系まで、様々なウンジを楽しめる。
「オールドルックなワンピースや浴衣など、普段は着る機会のない衣装が多くて、すごく貴重な体験でした。特に印象的だったのがウェディングドレスを着て、東京のど真ん中を走り抜ける撮影で、予想もしていなかったシチュエーションが新鮮でした。また桜の下で、みんなで散った花びらを頑張ってかき集めて、その花びらを口で吹いて撮影したカットも、楽しい思い出として心に残っています」
京都にある有形文化財に登録された銭湯の撮影では予想外のハプニングに見舞われた。
「町の銭湯に行くこと自体が初めてだったんですけど、漫画やアニメに出てきそうな風情のある空間で、かわいく撮っていただきました。ただ町中に『有名な韓国の女の子が来る』という情報が広まっていたみたいで、銭湯の前に大きな太鼓が設置してあって、私たちが到着したら太鼓を鳴らして大歓迎してくれたんです。子どもたちにサインをねだられて、スター気分を味わうことができました。子どもたちには見せられないセクシーな撮影なのが申し訳なかったですけど(笑)」
表紙の写真は一目見たときからビビッときた。
「ピンクが大好きなんですけど、一緒に添えられている花がピンク色だったので、一番目を惹きましたし、表情も気に入っているので、この写真を最終的に選びました。ただ1枚1枚の写真に思い出が詰まっているので、選ぶのが難しいなと感じました。今回の写真集は、今までやってきたグラビアのお仕事の集大成でもあるので、素敵な日本の景色に溶け込んだ自然体の私を見てほしいですね」
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