日本を代表する男女混合グループと言うと、AAAを思い浮かべる人が多いだろう。NHK紅白歌合戦に7年連続で出場し、男女混合グループとして初の6大ドームツアーを成功させるなど、新たな道を切り開いた国民的グループだ。
現在は活動休止中だが、SKY-HI(日高光啓)は今やJ-POPシーンには欠かせないプロデューサーとなり、西島隆弘は俳優・歌手として活躍、宇野実彩子もマルチな活動を展開するなど、メンバーそれぞれが第2第3のステージでも輝きを放ち続けている。

【関連写真】抜群スタイルも披露した宇野実彩子のステージショット【4点】

そんなAAA以降、男女混合グループでの成功事例はほとんどなかったのだが、最近になって、新たな男女混合グループの活躍が目立ち始めている。もはや、そのようにカテゴライズするのも時代錯誤なのかもしれないが、今回は、注目の次世代男女混合グループ3組を紹介したい。

まず、1組目は“第2のBiSH”として、オーディション番組から誕生した、男女6人組グループBiTE A SHOCK。オーディションの様子は、日本テレビで放送されていたので、その時点から注目していたファン、6月のBiSH解散後にすぐさまBiTE A SHOCKを応援し始めたというファンも多いことだろう。

既に、東京国際フォーラムでお披露目ライブを開催し、日テレの夏の大型音楽特番ではパフォーマンスを披露。さらには、日テレ系の新ドラマの主題歌に起用されるなど、デビュー直後から順調なスタートを切っている。ただし、ここまではすべて大人達にお膳立てされたもの。今後は真の実力と進化が問われることになるだろう。

ちなみに、BiTE A SHOCKはこの夏、TOKYO IDOL FESTIVALにも出演を果たした。女性グループ主流のアイドルフェスにおいて、男女混合グループはそれだけでも存在感を発揮することができる。今後もBiSHの魂を受け継いでいくとのことなので、どんな楽曲を世に放ち、6人のキャラクターやパフォーマンスで魅了してくれるのか、是非注目していって欲しい。


続いては、「リリスク」の愛称で親しまれているlyrical school(リリカルスクール)。2010年から活動を続けるヒップホップアイドルグループだ。女性ラップアイドルとして注目を集めてメジャーデビューを果たし、幾度かの体制変更を経て、今年2月に男女混合グループとして生まれ変わった。昨年まで活動していたメンバーのうち、残ったメンバーはminanのみ。minanがプレイング・マネージャーとしてグループに携わり、新メンバー募集を行い、リリスク史上最多となる男性3人を含む8人組体制となった。

ダンサー、ラッパー、DJ、イラストレーター…といった強烈な個性の集合体となった新生リリスクは、8月16日に、配信限定アルバムをリリースしたばかり。まずは、その音源でこれまでのグループとの違いを感じてみて欲しい。

そして、最後に紹介したいのは、スターダストプロモーションとエイベックスによる初の共同プロジェクトとして生まれた男女混合9人組グループ、ONE LOVE ONE HEART。エイベックスと言えば、冒頭で触れたAAAを生み出したレーベル兼事務所。そして、スターダストプロモーションと言えば、ももいろクローバーZや私立恵比寿中学といった女性アイドルグループ、超特急やM!LKといった男性グループを数多く抱える芸能事務所である。その2社がタッグを組んだということなので、大いに期待してもいいだろう。

まだまだ活躍の場は少ないのだが、エイベックスからの音源リリース、スターダスト関連のイベントへの出演、商業施設でのフリーライブイベントなど精力的な活動を続けており、来年1月には、Zepp Shinjukuでのワンマンライブの開催も決まっている。


かつて、PrizmaXから森崎ウィンが、DISH//から北村匠海が、M!LKから佐野勇斗が役者としてブレイクしたように、ONE LOVE ONE HEART の9人のメンバーの中から、映画やドラマで活躍するメンバーが出てくると、グループの活動にも一気に注目が集まるだろう。大手事務所スターダストなので、今後、映画やドラマ、さらにはバラエティなどで、各メンバーの個性が光っていくような展開にも期待したい。

さて、今回は、AAAに続く、次世代男女混合グループを3組ピックアップして紹介してきたが、果たして、この中から頭ひとつ抜け出すのはどのグループなのか?さらに、グループ内で個性を発揮してブレイクするメンバーは誰なのか?是非そんな所にも注目しながら応援していって欲しい。

【あわせて読む】フォロワー数180万人を超えインフルエンサーも、今注目したいラストアイドル出身メンバー
編集部おすすめ