【写真】『ytv漫才新人賞』決勝戦進出を決めた、ドーナッツ・ピーナッツ&空前メテオ【14点】
芸歴10年目以下の漫才師が“関西若手No.1漫才師”の称号をかけ激突する「ytv漫才新人賞」。3度にわたって事前ROUNDを行い、各ROUNDを勝ち上がった2組と、「敗者復活枠」として事前ROUND敗退者の中で最高得点を獲得した1組の合計7組が年度末に行われる「第13回ytv漫才新人賞決定戦」に進出し、王座を争う。
9月に放送されたROUND1では、芸歴4年目のぐろう(1位通過)、5年目のハイツ友の会(2位通過)がともに初出場でいきなり決定戦進出を決め、波乱の幕開けとなった。
今回のROUND2では事前に行われた手見せ審査を突破した、マーメイド、空前メテオ、生ファラオ、チェリー大作戦、ぎょうぶ、タイムキーパー、ドーナツ・ピーナツ、たくろう、天才ピアニスト、フミ、ボニーボニー、丸亀じゃんご(出場順)という精鋭12組が激突。
お~い!久馬(ザ・プラン9)、大村朋宏(トータルテンボス)、久保田かずのぶ(とろサーモン)、そして賞レースで初めて審査員を務める林健(ギャロップ)という現役一流漫才師4人のもとで、合計400点満点で順位を争った。
1位通過となったのは、芸歴10年目の「ドーナツ・ピーナツ」(合計381点)で、審査員のとろサーモン久保田は「(漫才が)完成しました」と2人の漫才を絶賛。
そして2位通過となったのは芸歴4年目の空前メテオ(合計378点)で、トータルテンボスの大村はこの2組が勝ち上がったことに対し、「結果に異議はない」と漫才を大きく評価した上でROUND2の結果に納得の様子を見せた。
▼ドーナツ・ピーナツ (1位通過)コメント
──決定戦進出が決まった感想は?
ドーナツ:むちゃくちゃホッとしました。ラストイヤーやし、ROUND2で通過しときたいなって思ってたんで、まずはよかったです。
ピーナツ:そうですね…ホッとしていいんかな? って感じですけど。僕もホッとしちゃったんですけど、でもホッとするよりは、もうちょっとガッチリ攻める気持ちで。一旦まあ、ホッとした感じやな。
ドーナツ:なんか俺よりちょっとかっこつけてない!?
ピーナツ:でも、俺が危惧してるのは、4年目のぐろうと空前メテオ、5年目のハイツ友の会が決定戦進出を決めてる中で、もうちょい芸歴が近いヤツが決定戦に上がってきてくれた方がうれしいなと思います。完全にドーナツ・ピーナツVS後輩軍団になってしまうから…。後輩たちもすごいんでしょうけど、僕らもまだ芸人界でいうと後輩なんで…。
──講評では、審査員のとろサーモン・久保田さんが「完成しました」とコメントするなど、審査員全員から絶賛されていましたが…。
ドーナツ:すごくうれしかったですし、僕は録画して久保田さんの「完成しました」ってところを擦り切れるほど見ます。落ち込んだ時とかにも見れるようハードディスクにぶち込んで一生残します!
ピーナツ:僕らは構成とかうまさとかに特化してるわけでもなく、どっちかと言うとほんとにもうシンプル。今回のネタはほんとに強いボケ、強いツッコミで、いわばもう殴っていってる感じなので、ストレートが強いコンビとしてはめっちゃうれしい評価やったですね。
──お2人にとって『ytv漫才新人賞』とはどんな賞レースですか?
ドーナツ:本当に10年目までしか出られないですし、僕らずっと漫才しかやってきてないですし、「漫才」って付くこの大会は絶対に優勝しときたいって感じですかね。今回逃したらもうないんで、一生獲れないって考えたら絶対獲り切って終わりたいですね。
ピーナツ:『ytv漫才新人賞』で勝って箔を付けたいですね。まだ賞レースで1番が獲れてないんで、ここで1番になりたいですね。
──来年に開催される決定戦に向けて意気込みをお願いします。
ドーナツ:炎の優勝、行かせてもらいます!ラストイヤーで楽しむのとドキドキするのも最後なんで、後悔のないようにやります!
ピーナツ:相方のアレじゃないですけど、バーニングビクトリーで。
ドーナツ:「炎の優勝」の英語版やん!
▼メテオ(2位通過)コメント
──決定戦進出が決まった瞬間の心境は?
大門:実感がなさ過ぎて、ずーっとふわふわしてました。「いったんやあ…」って。僕らはもっと時間かかるタイプかなとか勝手に思ってたんで。
茶屋:こういうこと自体がほぼ初めてで、まだ全然…。なんか追いついてないです。へへっ(笑)。
──初めて立った『ytv漫才新人賞』の舞台はどうでしたか?
茶屋:村重(杏奈)さんが見たことないぐらいのかわいい人やった…。それがちょっと邪魔でしたね(笑)。
大門:邪魔って言うな(笑)。あんなにかわいいと緊張するよなあ。舞台は普段の劇場より客席がめっちゃ明るかったんで、お客さんが結構ちゃんと見てるなとかも分かって、それが焦りましたね。
茶屋:こいつ、めっちゃ汗かくんです。僕らが漫才する時はこいつが汗かかへんように照明を1個落としてもらってるんですよ。他のコンビより薄暗いところでやってるんです。
大門:今日は明るくて危なかったです。3分でよかったです。逃げ切りました。
──ネタをしている最中に手ごたえは感じましたか?
茶屋:初出場でも通用してる!って感じでした。けど、終わってみたら皆さんウケてたんで、全然安心はできなかったですし、通過するとは思ってなかったです。
大門:お客さんもめっちゃ暖かかったし、ウケてるやん! って思いました。ただ、出番が2番目やったんで、この感じやったら後半もウケてくるやろうなと。ただ、結果発表の時には手ごたえはありました。
というのも、僕の中のあるあるなんですけど、空前メテオって「くうまえ」って分かってても読む前に「くうまえでええんかな…?」て間がちょっとあるんですよ。
──ROUND1では同期のぐろうが1位で決定戦進出を決めましたが…。
茶屋:ぐろうは養成所の時からずーっと一緒にやってきて、めっちゃ仲もいいですが、ライバルって感じですし、テレビ、電波に乗っけて叩きつぶします!
大門:すごい燃えてるねえ!(笑)。ぐろうはやっぱり意識しますねえ。前を走りすぎてるんで…。
茶屋:僕らももうちょっとのんびりやるつもりやったのに、焦らざるを得なくなって。
大門:だから今回僕らが2位通過やったのも、ぐろうが先にいっちゃってるから、「よかった、まだ離されてない」っていう、その感情が強いです。めっちゃ刺激になってますね。
──来年に開催される決定戦に向けて意気込みをお願いします。
大門:ROUND2が始まる前に、「ぐろうおるんで、1位やったりますわ」みたいな大口叩いちゃったんで、決定戦のファイナルをぐろうと戦って優勝したいです。それくらいの大まくりみたいなのをしたいです。
茶屋:僕は、できれば照明1個だけ落としといてもらえたら (笑)。
大門:どんな意気込みやねん。
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