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翔(永山瑛太)と付き合うことになった廻(吉岡里帆)は、浅草で初デート。
今回の違法タイムトラベラーは、23世紀では売れない作家だった池浦トシ(田村健太郎)。売れないピン芸人の水戸桜(3時のヒロイン・福田麻貴)とお笑いコンビ「フラジャイル」を結成し、恋仲にもなってしまい、ずるずると過去に長期滞在していた。
実際にドラマではフラジャイルが漫才をする場面もあるのだが、この掛け合いのクオリティが異常に高い!本職の福田麻貴が上手なのは当たり前として、田村健太郎のツッコミが冴え渡っているのだ。ちょっとオリエンタルラジオの藤森慎吾を彷彿とさせる、シャープなツッコミ。
先月筆者は映画『ほつれる』(傑作です)を劇場で鑑賞したばかりなのだが、そこで彼が演じていたのは、粘着質な門脇麦の夫役。田村健太郎という役者の、芝居のレンジの広さに驚愕してしまった。4月に放送されていたドラマ『だが、情熱はある』(日本テレビ系)では、オードリー若林役をKing & Princeの髙橋海人が、南海キャンディーズ山里役をSixTONESの森本慎太郎が、漫才を完コピしてしまう演技力を見せつけていたが、これからの役者は漫才もできる勘の良さとテンポも要求されるのかもしれない。
そういえば、タイムパトロール隊員の天野りおん(伊藤万理華)が「令和の日本のお笑い界は異様にレベルが高い」と語るセリフがあったが、逆に23世紀のお笑いってどんな感じなんだろうか。
タイムパトロール隊に確保されたトシは、この時代で桜と一緒に暮らしたいと懇願するが、もちろん受け入れられることはない。そこで廻はトシに、「彼女がピン芸人としてやっていけるようなネタを書く」ことを提案する。
だがそんなトシと桜とは裏腹に、廻は「任期が終わって記憶が消去された際には、もう自分のところへは来ないで欲しい」と翔に嘆願する。彼女は翔を永遠に<忘れ続ける>ことが辛くなってしまったのだろう。映画『50回目のファースト・キス』(2004年)では、記憶障害によって1日の記憶を全て忘れてしまう女性と、そんな彼女に告白し続ける男性のラブストーリーが描かれていた。そんな哀しい記憶リセットのループから、彼女は抜け出したくなったのだ。
予告編では翔が廻に「駆け落ちしよう!」と語りかける場面があった。2人は第3話に登場したカップル強盗・マギー&キケロとなって、記憶消去から逃げることになるのだろうか。
引き続き、第5話以降の<恋の超展開>に超期待であります!
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