9月18日に新体制となって3枚目のニューシングル「片想いのシンデレラ」をリリースするのを記念して先輩・後輩座談会を開催。加入から8ヶ月が経過してメンバー間の仲はどうなったのか、渡邉幸愛(2期生/リーダー)、阿部夢梨(3期生)、井上真由子(4期生)、樋口なづな(4期生)の4人に語ってもらった。
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──今年1月11日に第4章が始まって11人体制として新たなスタートを切ったSUPER☆GiRLSですが、4期の井上さんと樋口さんが加入して半年以上が経って、先輩メンバーもキャラクターが分かってきた頃だと思います。そこで渡邉さんと阿部さんから、2人を他己紹介していただけますか。まずは井上さんから。
渡邉 私はオーディションの頃から、まゆちゃん(井上)推しだったんですよ。ただ正直、歌唱審査とダンス審査を見た限りでは決してパフォーマンス力は高くなかったんですよね。でも一生懸命さとか惹かれるものがあったし、何より顔が可愛いくてタイプだったんです。なので絶対に入ってほしいと思ってたんですよ。今は可愛いにプラスして努力家という一面も見えてきて、先日も難しいダンスの振り落としがあった日に、普通は合間に楽屋で休んだりするんです。ふと私が廊下に出て陰のほうに行ってみたらドタドタ音がするんです。音のほうを見たら、まゆちゃんが1人でスマホの画面を見ながら練習をしていたんです。
──そのとき、渡邉さんはあえて声をかけずに?
渡邉 心の中で「お疲れさま」って言いました(笑)。その努力が成長にも繋がっているので素敵だなって思います。
阿部 まゆちゃんを最初に見たときは、守ってあげたくなるような雰囲気を持っていて。すごくフワフワした子なのかなって思ってたら、案の定、抜けている部分もあったんです(笑)。ただ一緒に活動していく中で印象も変わってきて。(渡邉)幸愛さんが言うように、すごく努力家で、たまたま加入当時の動画を見る機会があったんですけど、今とは歌声も全く違っていて成長しましたね。
──ちなみに、どういうときに抜けているなと感じるんですか。
阿部 すごく心配性なのか、訳の分からないタイミングで質問をしてくるんですよ。それ聞かなくても大丈夫でしょうみたいなことまで聞いてくるし。
井上 確かめておかないと、自分で行動して間違うことがよくあるので、それなら聞いておこうと思って。
──樋口さんから見て、井上さんはどんな同期ですか。
樋口 おしとやかに見えて、面白い部分がたくさんあるんです。1番面白いなと思ったのが、LINEでスケジュールの確認をしたときに、まゆちゃんが教えてくれて、「OKありがとう」って返信したんです。そしたら牛丼のスタンプが返ってきて(笑)。どういう意図で送って来たのか全く理解できなかったんです。
井上 特に意味はないです(笑)。
──では樋口さんは、どんな後輩ですか?
渡邉 なづちゃんはオーディションのときからずば抜けて歌唱力が高くて、注目しているメンバーだったんです。実際に加入してきて感じたのは度胸のある子だなと。なづちゃん自信は緊張しているんでしょうけど、いつも声が出ていて、調子が悪いんだろうなって感じる日がないんでよ。まだ加入して8カ月とは思えないくらい、ちゃんと自分のパフォーマンスやアイドル性を持っているんですよね。なので、これから中心メンバーになって、めちゃめちゃ人気が出ると思います!
──常に喉はケアをしているんですか?
樋口 特にしている訳ではないんですけど、小さいときから喉が強いんですよ。あと声が大きいです(笑)。
阿部 なづちゃんは昔の私に似ているなと思って、すごく親近感がわきます。
──渡邉さんから見て似てるなと感じます?
渡邉 ちょっと分からないですね(笑)。
阿部 似た者同士だから感じるの!
樋口 年齢が近いのもあると思うんですけど、実際、ファンの方に「似てるね」って言われることはあります。これは夢梨さんの前で初めて話すんですけど、緊張してない風に見せてるところとか、「私はできる!」って言い聞かせながら頑張っているところが、加入したばかりの頃の夢梨さんに似てるって言われますね。
──ファンが言うなら間違いないですね。
阿部 その通りです!
──では井上さんから見て、樋口さんはどういう同期ですか?
井上 なづちゃんは年下なんですけど、そう思えないほど本当にしっかりしていて。すっごく私は抜けているので頼っちゃうんですよ。なづちゃんに聞けば正解かなと(笑)。パフォーマンスもアイドルらしくて、いろんな表情があって可愛くて、同期だけど参考にしています。ソロリップも「さすが!」って感心するぐらい上手で尊敬します。
樋口 ありがとうございます!
──せっかくなので、井上さんと樋口さんから見て、渡邉さんと阿部さんの2人はどういう先輩かも聞かせていただけますか。
井上 私は加入前にスパガの推しメンが幸愛さんだったんですよ。
樋口 幸愛さんは加入前から、何をやってもできる方ってイメージがあって。歌もできる、ダンスもできる、顔も可愛い、しゃべりも上手い、全てが揃っている方だなと。そんなすごい方が身近にいて1番の目標です。ただ先日のTIFで、幸愛さんが楽屋のソファで丸まって寝てたんですよ。それが可愛くて、みんなで写真を撮ってたら、私が撮っているときに起きちゃったんです。その寝起き姿すら可愛いんですよ!
渡邉 最初はメンバーがいなかったので寝てたんですけど、撮られていてビックリしました。
──では阿部さんはいかがですか。
井上 加入前からすごく可愛いアイドルだと思ってたんですけど、最初は正直怖かったんですよ(笑)。
──どういうところがですか?
井上 たぶん、あんまりまばたきをしないからなんです。
阿部 そこかー!
井上 それがCGみたいだったんです(笑)。真面目なお話をするとストイックな方で、私よりも年下なのに大人の方とのやり取りもしっかりしていて尊敬します。
──もう、まばたきが少ないことには慣れたんですか。
井上 まだちょっと怖いです……。
阿部 おい!(笑)
井上 いや、可愛いんですけど、目力が強すぎて、見られていると圧を感じますね。
──樋口さんも、阿部さんは怖いなって印象はありました。
樋口 正直、ちょっとありました(笑)。オーディションのときに、ちょうど幸愛さんと夢梨さんが候補生のレッスンを見に来てくださって。そのときに夢梨さんがインタビューを受けている姿を見たんですけど、本当に欠けているところのない完璧な人だなと。良い意味で高校生っぽくない発言とか言葉遣いで、近付きがたいくらいすごい方だなと思いました。
──最初の印象と違って接しやすい先輩だったんですね。
樋口 そうですね。特に印象的だったのが、私がリリースイベントでめちゃくちゃ失敗したことがあって、すごく落ち込んで、帰りにみんなに「バイバイ」も言わずに1人でスタスタ帰った日があったんです。そのときに夢梨さんが「大丈夫だよ」って長文のLINEをくれたことがあって、かなり気分が落ちていたので「こういうときはどうしたらいいんですか?」って質問で返してしまったんです。そのときに、「ちょっと休憩することも大事だよ」って教えてくださって、夢梨さんのおかげで救われました。
渡邉 カッコ良い先輩!
阿部 そんなこともありましたね。その日のなづちゃんが見たことないくらい血相を変えて落ち込んでいて(笑)。これは何とかしなきゃなって思って、楽屋でも失敗を笑いに変えようとしたんですけど、一向に笑ってくれなかったんですよ。これは一大事だと思って、LINEを送ったんですよね。
──ちょうどお話も出ましたけど、今年のTIFはいかがでしたか?
井上 私たち4期にとっては初めてのTIFで、憧れの舞台だったので3日間充実していました。本当に楽しかったですし、いろんなアイドルさんがいらっしゃって、楽屋で交流も広がってうれしかったですね。TIFで知ってくれた方も、SHOWROOMやツイッターでコメントしてくださるので、良い機会になったなと思います。
樋口 「初めてのTIF」という言葉にもプレッシャーを感じるくらい大きな舞台で、初披露曲もあってドキドキしながら挑んだんですけど、ステージに上がると、たくさんの方が笑顔で待っててくださって、緊張も吹きとんでステージを楽しむことができました。
渡邉 新体制になって、新しいスパガを見てもらう1番の大きな舞台だったので、メンバーそれぞれが緊張感を持って臨めて、いいステージになりました。個人的にもスパガに加入して6年間で1番楽しいTIFでしたね。
──それはすごいことですね。
渡邉 新体制になって、みんなが同じ気持ちで1から積み上げている感じが、すごく楽しくて。それをお披露目できたことで、私たちだけじゃなくファンの方も楽しんでいただいてるのが伝わってきて、みんなが通じ合えているなって感じられてうれしかったです。
阿部 歴代の先輩が抜けてから初めてのTIFで、不安な部分もたくさんあったんですけど、気を引き締めながらも自分たちなりに楽しんでいこうって気持ちで挑ませてもらいました。それが良かったのか、私も幸愛さんと同じく、4年間で1番楽しいTIFになりました。
──最近はいろんなタイプのアイドルグループがいますけど、その中でスパガはどういう立ち位置を意識していますか?
渡邉 変化球のアイドルさんがいる中で、“王道アイドルグループ”というのが私たちの強みだと思っているし、そこを結成から9年間貫いてきたので、今のスパガも新しくなったけど、そこの姿勢はぶれてない自信があります。
──最後に9月18日に23rd Single『片想いのシンデレラ』がリリースになりますが、収録曲の聴きどころを聞かせてください。
阿部 『片思いのシンデレラ』は、1人の女の子が女優になりきって男の子に猛アタックしていく、初恋を描いたキュンとする曲です。スパガにとって挑戦といえる曲で、歌詞とダンスに注目していただいたら分かると思うんですけど、ところどころミュージカル調になってるんです。特にダンスは見ていて飽きない楽曲になっています。
渡邉 カップリング曲の『LETTER ~10年後のワタシへ~』は、10年後の自分へ、「10年後もキラキラ輝いてほしい」ってお手紙でメッセージを贈る歌詞になっています。スパガの現メンバーにとって気持ちの入れやすい歌詞ですし、たくさんの方に共感してもらえる曲だと思います。昭和っぽい懐かしさを感じさせる曲調も、私たちにとって挑戦でした。どちらもスパガにとって新境地となる曲なので、ぜひ聴いてください。

▽SUPER☆GiRLSニューシングル「片想いのシンデレラ」
9月18日にリリースされるSUPER☆GiRLS 23枚目のシングル。表題曲センターは前作「ナツカレ★バケーション」に引き続き阿部夢梨が務める。