北野武が強運対決に、「くだらなくて最高」「ヒッチハイクさせてそれを撮りたい」とある芸人を絶賛

石橋貴明による「ABEMA」オリジナルバラエティ番組『石橋貴明THE強運マスターズ2023 in 韓国』のWEEK2第三夜が、22日（水）夜9時より放送された。【写真】北野武の登場で盛り上がる千鳥・大悟ら、ほか番組カット【６点】『THE強運マスターズ』シリーズは、年に一回“芸能界最強の強運の持ち主”を決めるべく、豪華芸能人たちがさまざまなゲームやギャンブル対決を繰り広げる番組。第3弾となる今回は、『THE強運マスターズin 韓国』と題して、石橋貴明をはじめ、おぎやはぎ、千鳥の大悟、蛍原徹ら5名の“マスターズ”たちが、カジノで有名な韓国屈指のリゾート施設「パラダイスシティ」で6番勝負を行い、運を競い合った。4つの勝負を終えた一行が食事休憩のためレストランに向かうと、そこにはお笑い界のレジェンド・北野武の姿が。サプライズ出演に一同驚愕する中、北野は今回の「ABEMA」初出演について「タダでメシ食って、カジノで儲けたらそれ持って帰れるって言われて、嬉しくて…。もうバンザイだよ」と笑顔で明かした。一方で、“強運の持ち主”を決めるカジノ対決については「博打で勝つのが怖い。ツキがなくなると思っちゃう。麻雀で国士無双をツモった時も、わざとその牌を捨ててる」と思わぬ本音を吐露。さらに北野は「仕事の方が金いいじゃない？」と話すと、メンバーたちからは「それはたけしさんだからですよ！」と猛ツッコミが巻き起こった。場が温まったところで、北野の番組出演を記念して乾杯をすることに。「赤ワインがいいな」とつぶやく北野に、石橋は「1番高いワインは200万円だって」とけしかける。結局38万円のワインに落ち着き、全員で乾杯。北野は「そのうち、若手から『たけしが来るのは嫌だ』って言われるんだろうな。今はそのスレスレのところにいるのかな」とポツリ。「貴明はどうなの？」と話を振ると、石橋も「最近は静かにしてます」と小声に。北野は「おいらも邪魔になんないようにしなきゃいけないよね。（明石家）さんまみたいにどこに行ってもうるさいヤツはダメ（笑）」と“たけし節”で話した。北野との思い出話で花を咲かせると、大悟は「10年前の『THE MANZAI』で僕らは2位だった。その時に、たけしさんが『優勝はお前らだったよ』と声をかけてくれた」と嬉しそうに回顧。この話を受けて、北野は「あの頃から千鳥好きだったもんな～」と笑みを浮かべると、「千鳥のネタで、童謡の『さっちゃん』が大好き。真似してたくらい。ああいうくだらなくて面白いものは最高」と大絶賛。さらに大悟は「『お前をアジアでヒッチハイクさせたら画になりそう。それを撮りたい』と言われたこともある。ワシは次の映画が決まったと思ったけど、それから10年間何もない（笑）」と打ち明けると、北野は「出世しちゃってるから使いづらいんだよ。いいなぁって思ってるけど」と投げかけた。また、北野は「とんねるずやおぎやはぎは、関西に対抗して立派に仕事してるのは偉い」と称賛。続けて、「漫才ブームの頃は吉本興業一色だった」とした上で、「客は関西弁のリズムに慣れていて、下町の言葉で『君はね』なんてやったら終わり。『なにこれ？』と明らかに客が引いてるのがわかった。ウケるまで大変で、漫才する時は胃が痛くなっていた」と若手時代を振り返った。そして話は11月23日に公開を迎えた、北野の映画監督作品「首」の話題に。「本能寺の変」を題材とした本作品について、石橋が「なぜ戦国時代ものにしたんですか？」と問いかけると、北野は「NHKがインチキくさいことやってるから」とニヤリ。矢作が「大河ドラマをインチキくさいって言った！？」と驚きの声を上げると、「色男がキレイな髪型で出てくるけど、あんなわけない」と一刀両断。「首」では史実に基づいた泥くさい場面まで表現し、リアルを追求したことを明かした。さらには「合戦のシーンは何回も撮り直した」とした上で、「『あー！』と叫びながら斬り合ったり、カメラにわざわざ寄ってきて倒れるヤツがいたりした。ダメだこりゃって思ったよ」と、細やかなこだわりを語った。「テレビ番組は予算がない」と憂いたり、映画業界のヒリヒリするような裏話を明かすなど、石橋たちだからこそ引き出せる、北野の貴重なトークが放送された。【あわせて読む】案内役・ジェジュンの10年ぶり明洞ロケに街が混乱、石橋も呆然「日本なら怒られちゃうよ」