「メジャーリーグベースボール」の開幕に先駆け、シーズンをより楽しむための予習番組『FAN FUN MLB』(ABEMA)が10週にわたり放送されている。

【写真】大谷翔平について語る岡田圭右ら、ほか番組カット【7点】

3月20日に韓国・ソウルで開催される大谷翔平選手や山本由伸投手が所属するロサンゼルス・ドジャースと、ダルビッシュ有投手や松井裕樹投手が所属するサンディエゴ・パドレスがぶつかり合う開幕戦をはじめ、今シーズンの「メジャーリーグベースボール(MLB)」公式戦がABEMAで324試合生中継される。


シーズン開幕に先立ち、今シーズンのMLBをより楽しむための予習番組『FAN FUN MLB』が、KDDI特別協賛のもと3月5日正午から20日まで全10回、3週にわたって放送される。

『FAN FUN MLB』は、世界最高峰のプロ野球リーグ「MLB」について詳しい方はもちろん、これから楽しみたいと思っているビギナーでも今シーズンを“玄人目線”で楽しむことができるようになる、MLBの基礎知識を学び、開幕に先立ち予習する番組だ。

番組MCをお笑いコンビ・おかだますだの岡田圭右、タレントの磯山さやかが務め、3月5日から8日にわたり配信された#1~#4には、ゲストとして元プロ野球選手で解説者の里崎智也、解説としてMLBアナリストの福島良一が出演した。

放送では、大谷翔平選手と山本由伸投手が今シーズンから新加入したロサンゼルス・ドジャースを深掘り。ドジャースの印象について、里崎は「日本のメディアは『ドジャースは世界一になれる』という雰囲気を出しているけど、僕は厳しいことを言います!」と切り出し、「ドジャースをひと言で表すと、“勝てそうで勝てないチーム”なんです」と断言。

その理由を「ワールドシリーズ優勝を果たした2020年は、新型コロナの影響で試合数が短縮されていた。
フルシーズンの優勝は1988年まで遡らないといけない。毎年のようにプレーオフには出ているけど、そこで勝てそうで勝てないのがドジャース」と語った。

また、ドジャースは潤沢な資金により、有力選手が集まっていることに触れ、チーム内の「年俸ランキング」を公開。日本のプロ野球での最高年俸は、読売ジャイアンツ・坂本勇人選手と東京ヤクルトスワローズ・村上宗隆選手の推定6億円に対し、ドジャースの1位は大谷選手の100億円、4位の山本投手は38.7億円という桁違いの金額が続いた。

里崎は「上位6選手の年俸で、チームによってはプロ野球の1球団を買えますからね(笑)」とつぶやくと、岡田は「このお金の出どころはどこやねん!?」と疑問の様子。福島は「入場料収入がスゴい。
本拠地のドジャー・スタジアムは5万6千人も収容するし、10年連続で観客動員数がナンバーワン。

さらに球場の周りには広大な敷地の駐車場があって、いつも満車。それも球団収入になるんです」と解説。さらには「テレビの放映権料がドジャースは年間357億円」だと説明すると、里崎は「今年から日本企業も看板をいっぱい出すんじゃないですか~?」とほくそ笑んだ。

また、MLBに挑戦している日本人選手にフォーカス。まずは期待の選手を尋ねると、里崎は今シーズンから戦いの舞台をMLBに移し、サンディエゴ・パドレスに所属する松井裕樹投手の名前を挙げた。
岡田は「WBCの時は、ボールがあまりアジャストしていない感じだったけど…」とこぼすと、里崎は「パドレスにはダルビッシュ有先生がいますから」と、MLBの大先輩の存在を説く。その真意を、「ダルビッシュ投手がいろんなアドバイスをすることは間違いない。あと、松井投手は『日本プロ野球名球会』の入会条件である通算250セーブまで、あと20を切っている。パドレスで守護神になって達成して欲しい」とエールを送った。

そのほかにも、MLB2年目でニューヨーク・メッツ所属の千賀滉大投手にもスタジオ一同は熱視線。里崎は「“ゴーストフォーク”がMLBの舞台でも通用していて、打たれる雰囲気がなかった。
サイ・ヤング賞は十分あり得る」と力説。岡田も「この活躍がもっと日本のメディアで騒がれてもいいのに…。(古巣の)ホークスファンはイライラしたと思うで(笑)」と相づちを打つと、里崎は「大谷選手に隠れて、スゴさが気づかれていないんですよ!」と嘆いた。福島も「ニューヨークに行ったが、地元の人にも“ゴーストフォーク”が大人気なんですよ!」と絶賛。さらに「昨シーズンの開幕時は、ジャスティン・バーランダーとマックス・シャーザーという2大エースがいたけど、途中でいなくなった。いまや千賀投手がエースなんです」と熱弁し、活躍に太鼓判を押した。


さらに番組では、元メジャーリーガーの五十嵐亮太が、大谷選手と山本投手が所属するドジャース、ダルビッシュ投手と松井投手が所属するパドレスの春季キャンプを現地リポート。

まずはドジャースがキャンプインした米・アリゾナ州の施設を訪れると、五十嵐は「こんなにファンが集まっている。日本人も多い」と驚きの表情。そして、大谷選手の姿を見つけると、「デカイな…。身長もそうだけど、厚みもトップクラス。それなのに足もめちゃくちゃ速いってスゴい」と再び驚愕。
また、五十嵐が山本投手に挨拶すると、「順調です」と充実した笑顔を見せた。

次にパドレスのキャンプ地を訪れると、時折笑顔を交えながらリラックスしてウォーミングアップするダルビッシュ投手と松井投手の姿が。キャッチボール終わりの松井投手に突撃取材を敢行し、初となるMLBのキャンプについて尋ねると、「休みがないのが1番キツい。『練習は短くてラクだから、自分で量を増やさないといけない』と言われていたけど、そんなことないっすね。力を抜けるときはちゃんと抜かないと、体が持たない」と率直な感想を語った。また、日本のファンへメッセージを求めると、「ドジャースに勝てるように頑張ります(笑)」とニヤリ。開幕戦で対峙するドジャースへ闘志を燃やした。

さらに五十嵐は懐かしい顔を発見。福岡ソフトバンクホークスで五十嵐と共にプレーし、現在は松井投手とパドレスの守護神争いをするロベルト・スアレス投手と再会し、熱いハグを交わした。

そのほかにも番組では、MLBの基礎知識のおさらいから、ドジャースの戦力分析や日本人選手の活躍予想まで、“玄人目線”で楽しむことができる情報も提供された。

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