M-1グランプリ決勝に3年連続出場の真空ジェシカの冠ラジオ『ラジオ父ちゃん』のイベント「イベン父ちゃん」が今月22日に初の北海道での開催、満員御礼の大成功にて終了した。

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これまで西と東で開催されていたが、今回は初の北開催に。
西開催の際には開演前の「影ナレ」に対するガヤが会場内で聴こえにくかったためスベったことを明かしていたが、道新ホールでは問題なし。番組の名物コーナーである「優しいゴージャスさん」のゴージャス本人のVTRとともに幕を開けた。

イベントの幕開けはラジオと同様に「ともはるさーん(ミキティーの逆)」となり、北海道開催ともかかったネタに、大きな笑い声がホールに響いた。

その後は番組の流れ通り、オープニングトークに移り、SNSでも大きな話題を呼んだ、東京での「M-1ツアー」について。川北茂澄はステージにお客さんを上げすぎてこっぴどく叱られたことが伝えられていたが、裏で糸を引いていたのは「悪いラジオ」でおなじみの同期オズワルドだったようだ。

次は「俺にもありました」のコーナー。
リスナーが日々考えるあるあるネタに共感できるか否かを判断するコーナーだが、今回は北海道にまつわるあるあるということでゲストのトム・ブラウンが登場。みちおが登場の際に椅子を破壊してしまい、著しくテンションを下げてしまうというハプニングはあったものの、ローカルなあるあるネタで会場の一体感は高まっていった。

その次に用意されていたコーナーは大食い・大喜利。文字通りふたつを組み合わせた競技で、ラジ父軍団(真空ジェシカ、ママタルト)と札幌吉本のコロネケンが対戦した。ここで札幌吉本が誇る巨漢、コロネケンの束田が登場。120キロあるとしたものの、189キロの大鶴肥満の前では細すぎた模様。
大喜利では布川から始まった「ち◯ぽ」ネタが場を荒らしたものの、ママタルトの檜原洋平の3連続大喜利回答が会場を爆笑の渦に包み、ラジ父軍団が圧倒する形となった。なお、大食いに関してはガクを除く3名が余裕で寿司を食べる時間が続いていた。

次に1年目で、札幌吉本の新進気鋭のコンビ、秘蔵が登場。真空ジェシカお気に入りのジャンゴの一発ギャグを考えるコーナーに。文字を伝えるだけですぐに一発ギャグへと昇華するジャンゴの能力で会場は一気に盛り上がり、ツッコミの武蔵も交えてギャグ合戦に。最終的には布川が作成した「琴似でうんちをすることに~」という北海道のローカル一発ギャグがジャンゴをうならせ、新たな持ちネタとなったようだ。


最後は恒例の寄席で締めくくり。札幌吉本の二組、ママタルトが盛り上げると、真空ジェシカは4分尺のところを15分超の長尺ネタを披露。ホームのファンの前で会場を揺らすと、トリはトム・ブラウンに。「柴咲サイコウ」を作るというぶっとんだネタながら、安定のウケを取り、イベントを成功へと導いている。

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