テレビ朝日で放送されているテレビドラマ『Destiny』(テレビ朝日系)。4月16日(火)に放送された第2話では、西村奏(石原さとみ)と野木真樹(亀梨和也)が12年ぶりの再会を果たした。
(以下、これまで放送されたドラマのネタバレを含みます)

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横浜地検中央支部の検事である奏は、ある違法薬物の売買事件を担当していた。その事件の被疑者が大物政治家の次男ということが発覚し、世間から注目を集めることになる。起訴に持ち込まなければならない事件だが、被疑者は逮捕時に薬物を所持していなかったため犯行を否認。奏は共犯者の供述しか取れておらず、支部長の大畑節子(高畑淳子)に叱責されてしまう。

帰宅後も事件について調べる奏。すると帰宅した恋人の奥田貴志(安藤政信)から突然プロポーズされる。呆然とする奏は、ふと貴志と出会った日のことを思い出す。及川カオリ(田中みな実)が亡くなった事件を境に、姿を消した当時の恋人・真樹。生きているのに死んでいるような時間を送っていた奏は、ロースクールの受験にも失敗してしまった。絶望と無気力に苛まれた挙げ句、倒れてしまった奏を助けてくれたのが、当時大学病院勤務の研修医・貴志だったのである。

奏は仕事が終わるとすぐに新幹線に乗ったが、カオリの十三回忌に間に合わずお墓参りに行った。その後、久しぶりに大学を訪れる奏。
そして大学内の講義室に入ると、突然真樹が現れる。12年ぶりの再会を果たした2人。奏は真樹にカオリと何があったのかを問いかけるが、真樹は何も答えずにその場を去って行くのであった。

今回の放送では、奏と真樹が12年ぶりの再会を果たした。これまでの放送を見ると、カオリが亡くなったのは事故ではなく、真樹が故意にカオリの命を奪ったように見受けられる。そうだと仮定した場合、動機として考えられるのはやはり奏の父・辻英介(佐々木蔵之介)の死に関する事件だろう。

真樹は英介の死に自分の父・野木浩一郎(仲村トオル)が関与しているのではないかと疑っている。実際、第1話ではカオリが亡くなる直前、車内で真樹に英介の死に関する話をしていた。そして、カオリはそれを理由に奏と真樹の交際を邪魔しようとしていたのだ。こういった流れを踏まえると、真樹がハイスピードで車を運転するカオリを事故に見せかけて殺害した可能性はかなり高い。

しかし、英介の死について浩一郎を問いただしていた真樹の様子を見ると、カオリの命を故意に奪ったようには思えない。また「真樹がカオリの命を故意に奪った」「英介を死に追い込んだのは浩一郎」という展開は、流石に安直すぎるかもしれない。
第2話までの放送を見ただけでも、本作『Destiny』は今期のドラマ作品の中でも群を抜いて面白い。そんな名作の匂いが漂う本作では、今後視聴者の予想を裏切る展開がたくさん用意されているのではないだろうか。

12年ぶりの再会を果たした奏と真樹だったが、次回再び2人は会うことになる。現在の恋人・貴志にプロポーズされたにもかかわらず、真樹のことを考えてしまっている奏。事件のことだけでなく、恋愛描写も本作の見どころの一つと言える。果たしてカオリの死は事故だったのか、事件だったのか。そして英介の死の真相とは。4月23日(火)に放送される第3話を楽しみに待とう。

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