芸能活動とプロボディボーダーの二刀流で活動している白波瀬海来。ボディボードは19歳から始め、3年目でプロ資格を取得。
それ以降は国内外の大会で結果を残し続けており、モロッコで開催された今シーズンのワールドツアー初戦では5位にランクインした。芸能とプロボディボーダーの活動を両立させているが、二足のわらじを履くことに葛藤はなかったのだろうか。インタビュー後編では、今の道を進んだ背景を語ってもらった(前後編の後編)。

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――芸能とプロボディボーダーの二刀流で活動されていますが、二足のわらじを履くことに葛藤はなかったんですか?

白波瀬 ありました。でも、忙しいと言っても(活動拠点の)九十九里から都内に出るのは1時間半くらいなので、仕事はできると思いました。それに、ボディボードにコーチがいないこともあって時間制限がなく自由に動けるので、両立できましたね。

――普通の人であれば厳しい生活だと思います。もしかして、言い訳するのが嫌いな性格なのでは?

白波瀬 めっちゃ嫌いです(笑)。ちょっと頑固ですし、わがままなんです。やりたいことは絶対にやります。

――今はたびたび海外遠征に行かれていますが、初めての海外はいつでしたか?

白波瀬 ボディボードを始めて1年目でインドネシアに行きました。父がサーフショップを経営しているんですけど、そのサーフツアーに参加する形で。
そのときが楽しくてボディボードにドハマリしたんです。

――お父さんのお店のツアーということは、旅費はお父さんが出してくれたんですか?

白波瀬 いえ、自腹です。最初は支援してくれようとしたみたいなんですが、そうすると今後、スポンサーのありがたさが分からなくなると思ったみたいで。当時は「なんでだよ!」と思いましたが、今思うとありがたいなと思います。

――いいお父さんですね。2月にモロッコで開催されたワールドツアー初戦に出場されていました。結果はいかがでしたか?

白波瀬 5位でした。去年の9月終わりに出場したオンシーズン最後の世界大会は3位でした。その後のオフシーズンは練習があまりできず「もっとできた……」と悔しい気持ちもあって2月の大会を迎えたんですけど、そんな状況でも結果が残せたので満足しています。

――おめでとうございます。モロッコの波はいかがでしたか?

白波瀬 すごくよかったです! でも、ビル2階くらいの波で、大きいので最初は焦りましたね(笑)。最終日に関しては3階分ぐらいあって沖に出るだけでもしんどかったです。


――海外の波を経験してしまうと日本では物足りなくなりそうです。

白波瀬 そうですね。今は波を求めて、インドネシアや台湾など、近場の海外に行くようにしています。時間があればボディボードに集中したいです。

――今は芸能活動ではなく、ボディボードに比重を置かれているということですか?

白波瀬 完全にボディボードですね。8対2か9対1くらいだと思います。今だからできることだと思いますし、次のオリンピックではボディボードが競技に加わるかもしれないと聞いたんです。年齢的に最後の年だと思うので、メンバー入りするためには今から動き出しておかないといけません。そもそも始めたのが19歳と遅かったので、これからも課題は山積みです。

――オリンピック競技に採用したときにはぜひ代表入りしてほしいです。そのほか、2025年の目標を教えてください。

白波瀬 2025年は世界大会自体が少ないんですけど、1回でも表彰台に登れるように頑張っていきたいです。
そして、波乗り業界を少しでも盛り上げるために、できることがあれば動いていきたいと思っています。もちろん芸能活動も自分自身を高めるために絶対に必要だと思うので、手を抜かずに一生懸命頑張っていきます!

▽白波瀬 海来(しらはせ・かいら)
1997年9月27日生まれ。『千葉美少女図鑑』をきっかけに芸能界入り。映画『セシウムと少女』(2015)『写真甲子園 0.5秒の夏』(2017)で主演を務める。2021年にはボディーボードのプロ資格を取得。2023年にポルトガルで行われた世界大会に日本代表として出場し、自己最高の3位に。

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