──1月21日に東京・TDCホールでAKB48の単独コンサート「AKB48単独コンサート~15年目の挑戦者~」が行われました。直近では昨年の7月から12月まで「AKB48全国ツアー2019~楽しいばかりがAKB!~」がありましたが、全員出演コンサートは、2018年4月にさいたまスーパーアリーナでやった「AKB48単独コンサート~ジャーバージャって何?~」以来、2年ぶり。やってみてどうでした?
向井地 まず去年の全国ツアーとチームコンサートではラストをすべて『君と虹と太陽と』に統一していて。そこからの続きみたいな感じで、今年も“楽しいばかりがAKB”にするぞって意味で1曲目を『君虹』にしました。そしてこのコンサートはチームだけとか、16人選抜じゃないぞって意味を出したかったから、後輩から順番にステージに登場する演出を考えてもらいました。
──やっぱり全員は違いますか?
向井地 やっぱり選抜以外のメンバーもAKB48にいて楽しいって思えなきゃ意味がないと思っていて。だからTDCホールでグループごとにコンサートができるって聞いたときも、横山(由依)さんと2人で、AKB48は全員でステージに立てたらいいねって話をしてたんです。だからこそ全員で出られるって分かったときはすごくうれしかった。
──でも全員で出るって、実はすごく大変じゃないですか?
向井地 演出の方から厳しい声が飛びましたね。「AKB48だけ選抜じゃなくて、全員出てるんだから、端までちゃんと頑張らないと他のグループに顔向けできないよ」って言われたり。リハはすごい大変だったんですけど、コンサートはすごく楽しかったです。
──ユニットのパートは昨年のAKB48劇場14周年記念公演で誕生した新ユニットが登場しましたね。
向井地 特定のメンバーだけでなく、できるだけたくさんのメンバーを出せるようなAKB48でありたいなって思いがあります。
──あらためてコンサートを振り返どうでしたか?
向井地 正直、本番までは大丈夫かなって思ってたんですよ。これだけたくさんのメンバーでうまくできるのかなって。でも始まってみたら、みんなのパワーのおかげで、すごい楽しくて、ファンの方もすごく喜んでくれたみたいで。
──こういうコンサートをやるとファンが団結して応援してくれますよね。
向井地 そうですね! とてもうれしいです。それと、終わった後にメンバーたちがAKB48が好きって言ってくれたのもすごくうれしかったです。
──メンバーもファンもAKB48愛を高められる、コンサートをどんどんやっていってほしいです!
(取材・文/関根弘康)
▽向井地美音(むかいち・みおん)
1998年1月29日生まれ、埼玉県出身。15期生。チームA所属。3代目AKB48グループ総監督。
Twitter:@mionnn_48