約3年に渡った活動休止期間を経て、2018年12月にライブ活動を再開した武藤彩未。3月4日には5年ぶりとなるミニアルバム『MIRRORS』を発売し、ライブ活動も加速と思われたが、新型コロナウイルス禍のため暫しの休止期間に。
そんな彼女に、ライブ再開への思い、そして愛する80年代楽曲について聞いた。(2回連載の1回目)

【写真】待望の活動再開を果たした武藤彩未

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──新型コロナウイルス感染拡大の影響で、3月20日に予定されていた、ニューアルバム発売後初のライブ「武藤彩未 -Spring Live MIRRORS-」(日本橋三井ホール)が5月22日に延期(予定)、4月29日に予定されていた「Special Live -24-」(渋谷WWWX)は中止になってしまいましたね。

武藤 残念ですね。でも、一生ライブできないわけではないので、気持ちを溜めて、いつか爆発できる日が来ると思うので、今はおとなしく良い子にしていようかなと思っています。新型コロナウイルス、早く落ち着いてほしいですね。

──ライブの予定が空き、急にできた時間はどんな風に過ごしていますか?

武藤 歌うばっかりですね。歌って歌って、自分の中でイメージ膨らませて、よりもっと良いものを出せるかなって、ポジティブに捉えています。もっと仕上げて最高のライブにしたいですね。

──ではここからは、武藤さんが大好きな、80年代の音楽についてお聞きしたいと思います。武藤さんがこの時代の楽曲を好きになったのはいつごろからなんですか?

武藤 両親が80年代の音楽を好きなので、幼稚園の頃から聞いて育ちました。ちゃんと意識して聞くようになったのは、中学生からですね。さくら学院に入って歌の楽しさを知り、目指す人が自然と松田聖子さんになりました。
歌うことが好きって気持ちを覚えた時には自然と松田聖子さんが好きになっていたんです。私を80年代の音楽に導いてくれた両親に感謝してます。両親も聖子ちゃんの大ファン。お父さんも部屋いっぱいにポスター貼っていたと言ってました(笑)。

──松田聖子の曲で一番最初に好きになったのは何ですか?

武藤 『ハートのイヤリング』です。楽曲が素晴らしくて。イントロからもう、興奮するんですよね。中学の頃たくさん聞いてました。聖子ちゃんの跳ね上がるような歌い方がすごく可愛くて。この曲から(私の80年代好きが)始まった気がします。

──松田聖子のカバーだけで、ライブやってみたいと以前言ってましたよね?

武藤 それは本当にやりたいですね。良い曲がたくさんあるので。
1曲2曲では選びきれないので、いつか(全曲、松田聖子のカバーで)やりたいです。

──松田聖子の曲で次に歌ってみたい曲は何ですか?

武藤 『Sweet Memories』ですかね。2番に英語の歌詞が出てくるので、留学の成果を発揮できる曲なんじゃないかなと思います。曲調も大人っぽいですが、今なら歌えるのかな……。挑戦したいですね。

──武藤さんのファンは皆、いつか「Sweet Memories」を歌ってほしいなと思っていますよ。

武藤 本当ですか? じゃあライブで歌うしかないですね!

──松田聖子さん以外で好きな歌手は誰ですか?

武藤 本田美奈子.さんが好きですね。めちゃくちゃ可愛いし、歌も上手。かっこいいな。あんな華奢な身体であんなすごい歌唱力。80年代のアイドルさんで共通してるのは、みんな歌がうまいんですよね。憧れます。


──昨年のライブで本田さんの曲も歌いましたね。

武藤 『Oneway Generation』ですね。ニュージーランドで悩んでいた時に聞いていた曲で、励ましてもらいました。

──これから歌ってみたい80’sアーティストは誰ですか?

武藤 中森明菜さんは練習したいですね。低音がカッコいい。今までそういう曲あまり歌ってこなかったので、明菜ちゃんのロック系の曲を歌いたいです。

(取材・文/竹崎清彦)
▽武藤彩未(むとう・あやみ)
1996年4月29日生まれ。茨城県出身。2014年4月に『永遠と瞬間』でソロデビュー。2015年12月のライブ『武藤彩未 X’mas Special LIVE「A.Y.M.X.」』をもって活動を一時休止。2018年12月にワンマンライブ『武藤彩未AcousticLive~はじめの一歩~』で活動を再開した。
最新シングル『RF』がデジタル配信中。


4月30日発売の「ENTAME6月・7月合併号」にインタビュー前半戦を掲載しています
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