企画力に自信のある芸人が番組企画を生放送中に提案していく『企画力芸人』が2月5日にAbemaTVで配信された。

同番組は、ナビゲーターを務めるお笑い芸人の劇団ひとりのもと、企画審査員を務める放送作家・鈴木おさむに芸人たちが本気でプレゼン。
今回企画を提案したのは、アルコ&ピース、ライス、石田明(NON STYLE)、カズレーザー(メイプル超合金)、カンニング竹山、川島明(麒麟)、木本武宏(TKO)、ビビる大木の8組10人。
番組冒頭、劇団ひとりから「最近どうですか?」と聞かれた石田は「言いたいことがいっぱいあります。エンジンを抑えるので必死なんです。言ってはいけないことまで言ってしまいそうです。今までコンビで仕事もそんなになかったので、個々でやっていたのですが、今は普通にやっていた仕事と、井上がやっていた仕事をやっているので」と、現状を報告。劇団ひとりから「(井上さんと)連絡はとっているんですか?」と質問されると、石田は「とっているんですけど、それが終始イライラさせるんですよね」と今の心境を明かした。

トップバッターのカンニング竹山が提案した企画のテーマは“不倫”。竹山から「不倫を推奨しようという意味ではありません。僕は不倫の経験があります。週刊誌には1回書かれましたが、実は2回あります。本当のことを言うと、世に出ていない2回目の不倫の方が揉めました」と告白。
続いて、石田が“大流行中のけん玉をフリースタイル形式でバトルさせる番組”『フリースタイルKENDAMA』、カズレーザーが“週刊誌に撮られるような行動して、どんな記事になるのか検証する番組”『初めてのフライデー』がプレゼンされ、いずれも高評価となった。

ライスの2人が“お金に困っていると連絡して、実際に来てくれる人を予想する番組”『~人望はあるのか!?~お呼ビンゴ』を提案すると、話題は知人同士の借金の話に。鈴木から、ギャンブルにハマったあるディレクターに500万円貸したというエピソードが飛び出すと、石田からも「同期に結構貸していますね。自分も一時期めっちゃ借金あったんです。だからみんなが他所から借金するぐらいなら俺が抱えている方がいいって。全員合わせたら400~500万円ぐらい貸しました」と告白が。
その後も、川島が“中高年のおっさん芸人が番組に届いた依頼にお応えする番組”『ベテランレンタルコーポレーション』や、木本が“知識はないけどニュースに出たい芸能人を集めたニュース番組”『知識ZERO』をプレゼン。ここまですべての番組企画が高評価だったにも関わらず、アルコ&ピースの2人がプレゼンした“童貞を捨てたいと悩んでいる男性のオーディションをドキュメントタッチで追う番組”『童貞、ソープドキュメント』、ビビる大木がプレゼンした“ビビる大木の妹になりたいプロレスラーを募集するオーディション番組”『ボクの妹はプロレスラー』が却下されたところで、8組の1周目の提案が終了。
2周目に入り、竹山が提案したのは、“お笑いをやめると決めた芸人に再出発の後押しをする番組”『人生のチャンス』。これに対し、鈴木から「女優さんとかイケメン俳優とかも入れてもいいかもね。芸能人の再就職を応援する番組のほうがいいかもね」とアドバイスが。

ピンクのロングヘアーにサングラス姿の井上のアイコン写真に「ふざけている」「これは直さないと」「ずっと気になっていた」とスタジオから次々に声が。プレゼンの最後には、「他にも山ほどあるんです。これを皆さんに出したいなと思って」と話すと、鈴木は「井上に対してたまっているヤツ多いじゃん。
次に、川島が“絵で生計を立てているお笑い芸人・ネゴシックスが絵の力だけで知らない国から日本に帰ってこれるか迫る番組”『ネゴバックス』をプレゼン。劇団ひとりは「ドキュメンタリー映画みたいに見たいですね」とコメントした。
ここで時間が来てしまい、計11案についてどうだったか藤田社長に生電話をすると、「不倫は本音と建前があると思うので、本人の言い分を言わせてあげる機会を作るのはとてもいいと思います。竹山さんがMCというのもぴったり」という理由から竹山が提案した『不倫でSHOW!!』と、「知らないって言っちゃダメだっていうルールと知識の浅さを見たいっていうのは意外と盲点だったんじゃないかな」という理由から木本が提案した『知識ZERO』の2案が即採用に。その他『フリースタイルKENDAMA』『ベテランレンタルコーポレーション』『クイズ!ダメ人間』『ネゴバックス』も面白いとコメントした。
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