“高額ガシャポン”として登場時からSNSで注目を集めた、「カードキャプターさくら CAPSULE SPHERE」。高価格帯のカプセルトイも増えてきたとはいえ、500円玉を3枚入れて回すこの価格設定は、やはりインパクト抜群だ。
果たしてそのクオリティはどれほどのものなのか……実際に購入してたしかめてみた。

○まず感じるのは「でかい」! 90mmの存在感

実物を手にして最初に驚いたのは、やはりその「大きさ」。48mm~63mmのカプセルが主流の中、90mmカプセルのボリューム感はかなり新鮮で、「なるほど、これは通常のガシャポンとは別枠だな」と実感する。

しかも、この商品のおもしろいところは、カプセルがただの外装で終わらないこと。カプセル自体がディスプレイ時の土台になる仕様になっていて、ちゃんとその大きさに意味を持たせているのだ。

中身を確認すると、カプセルを除いたパーツは全部で9個。カプセルトイとしては多い方だろう。

とくに印象的なのは、さくら本体のフィギュアにきちんと重みがあること。層によって異なるスカートのひだまでリアルに再現されている。カプセルトイのフィギュアというと、どうしても質感や簡素さが気になることがあるが、今回はそうした“安っぽさ”がない。もちろん高額なスケールフィギュアと同列には語れないものの、少なくとも「1,500円なのにこれだけ? 」という肩透かし感はなかった。

さらに、「星の杖」や「魔法陣」なども付属しており、公式サイトの“「カードキャプターさくら」の世界観がつまった”という紹介文の文字通り、90mmのカプセルに中身がギュッとつまっている。


○ディスプレイとしてのこだわりに驚き

カプセル部分のパーツを外して付け替えるところで多少苦戦したものの、組み立てはそれほど複雑ではなく、筆者は5分ほどで完成させることができた。こういうところにカプセルトイらしい“気軽さ”はきちんと残っている。

気になる完成形は……

か、可愛い! 球体の中に首をかしげてちょこんと座るさくらが何とも言えない愛らしさだ。土台の球体から少しはみ出して座ることで、前後にも立体感が出ているところもすごくいい……。

実際に組み立ててみて、筆者が最も感動した点は、「全方位から楽しめる」ところだ。

まず、前述の通りカプセルの一部分となっている羽パーツを外して付け替えることで、全体に立体感が出る。これによって、横から見ると羽ごしに見えるさくらが、フワフワと楽しそうに漂っているように見えるのだ。

さらに背面には、魔法陣が描かれたクリアパーツが入ることで、正面だけでなく斜めや後ろから見てもさくらの姿を楽しむことができる。ただこのクリアパーツ、固定されておらず、少し動かすとパカッと取れるので注意が必要。

また、最下部のあまり見えないパーツにまで細かな模様が入っていたり、土台がさりげなくリボンになっていたりと、単にサイズが大きいだけではない“プレミアム感”が散りばめられているのもうれしい点だった。

○1,500円はやっぱり高い……! けど納得感はアリ

実際に商品を手に取ってみて、改めて結論を言うなら、「1回1500円のカプセルトイはやっぱり高い」。気軽に何度も回せる価格ではないし、通常のカプセルトイと同じテンションで手を出すには勇気がいる。
また、この商品に関してはラインナップが全3種類と少なく、衣装の可愛さが魅力の「カードキャプターさくら」ならバリエーションももう少しほしいところだ。

ただ実物に触れてみると、それが単なる“強気価格”だけではないこともよく分かる。90mmのボリューム感、フィギュア本体のクオリティ、そしてディスプレイアイテムとしてのこだわり――。500円玉3枚を入れるあの緊張感に、きちんと応えてくれると言えるだろう。

1,500円の高額ガシャポン。好きな作品やキャラクターの商品が登場したら、ぜひ一度チャレンジしてみてはいかがだろうか。
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