最初に結論:1本390円とお手頃ながら使い道いろいろ!

記事の重要ポイント:

1:似たケーブルやカバンなどを見分ける目印に便利

2:結束バンドとは違うので、ケーブルをまとめる力は弱め

3:カラーバリエーションがもう少し増えてほしい!

スマートフォンの充電ケーブルやUSBケーブルは、家族で似たものを使っていると見分けにくくなりがちです。職場や外出先でも黒や白など似た色のケーブルが混在しやすく、どれが自分のものかわからなくなることがあります。


そこで試してみたのが、無印良品の「シリコーン識別バンド」。ポーチやカバン、傘などの目印になるほか、結束バンドとしても使えるシリコーン製の小物で、価格は各390円です。今回はSサイズを全4色、Lサイズのブルーを購入し、ケーブルやポーチ、キャリーケースなどに取り付けて使い勝手を試してみました。

商品名:「シリコーン識別バンド」
販売先:無印良品
価格:各390円
カラー:黒、オレンジ、ブルー、グレージュの全4色展開
サイズ:S 約1.25×11.5cm/L 約2.2×18.5cm

○似たケーブルを見分ける目印として

まず便利だと感じたのが、USBケーブルの識別としての使い方です。スマホ用、モバイルバッテリー用、タブレット用など複数のケーブルが混在していると、どれが何用かわからなくなりがちですが、識別バンドを巻いておけば「これは持ち歩き用」「これは自分のケーブル」といった目印になります。

ケーブルに直接名前を書くのは少し抵抗がありますが、バンドなら取り外しも簡単なので気軽に試せます。色ごとに用途を決めておくと管理もしやすく、たとえば黒を自分用、オレンジを共用、ブルーをモバイルバッテリー用、といった使い分けもできます。4色をそろえると、こうした分類のしやすさが実感できます。

○ケーブルの結束には「軽くまとめる」程度と割り切って

公式ページでは、ポーチやカバンなどの目印に便利なほか、結束バンドとしても使えると案内されています。実際に充電ケーブルを軽くまとめる用途には使いやすく、バッグやポーチの中でケーブルが広がるのを抑えられます。

シリコーン製なので手触りがやわらかく、金属パーツや硬い樹脂パーツが付いたケーブルホルダーに比べると、ポーチの中でほかの小物に当たりにくいのも利点です。構造もシンプルで、ベルトを穴に通して引っ張るだけで留まるので、面ファスナー式のバンドより見た目がすっきりします。


ただし、商品名のとおり、あくまで「識別バンド」であり、コードをしっかり固定することを主目的にしたものではありません。構造上、ケーブルに常時取り付けたまま使うタイプではなく、束ねるたびにいったん外して巻き直す必要があります。面ファスナー式のケーブルバンドのように、コードに付けっぱなしにしておき、使い終わったらそのまま束ねる、という使い方はしにくいと感じました。

たとえばヘアドライヤーや生活家電の長いコードをまとめる場合、使うたびにバンドをいったん外し、コードを束ねたあとであらためて巻き付ける必要があります。また、固定用の突起もシリコーン製でやわらかいため、長いコードを束ねた状態で力が加わると、留めた部分が緩んだり外れたりすることがありました。

そのため、太いケーブルや長いコードをしっかり束ねたい場合には、面ファスナー式やロック付きの専用ケーブルバンドを使うほうが安心かつ便利です。この製品は、細めのUSBケーブルを軽くまとめたり、ポーチやバッグの目印として使ったりする用途に向いていると考えたほうがよさそうです。

○ポーチやカバン、キャリーケースの目印にも

もう1つの用途が、ポーチやカバンへの取り付けです。ガジェットポーチや充電器用ポーチは黒やグレーなど落ち着いた色が多く、バッグの中で見つけにくいことがあります。ファスナーの引き手に識別バンドを通しておくと指でつまみやすくなるうえ、色が目印になって見分けやすさも上がります。

同じシリーズのポーチを複数使い分けている場合にも便利です。充電器用、イヤホン用、文房具用など、用途ごとに色を変えておけば、開ける前に中身を判別しやすくなります。


また、ジャケットやバッグのファスナーに取り付けておけば、引き手が小さくて操作しにくいときのつまみ代わりにもなります。傘の柄に巻きつけておく使い方もよく、職場や学校、コンビニなどの傘立てに似たような傘が並んでいても、自分のものを見つけやすくなります。

ただし、Sサイズは小物向けなので、太い持ち手や厚みのあるパーツに取り付けると、少し窮屈に感じることがあります。取り付けたい場所の太さによっては、無理に伸ばして使うよりLサイズを選んだほうがよさそうです。

Lサイズ(約2.2×18.5cm)はSに比べてひと回り大きく、バンドの幅も広いため、キャリーケースの持ち手など太さのあるものへの取り付けに向いています。今回購入したLサイズのブルーをキャリーケースの引き手に取り付けてみたところ、かなり目立ちました。これならコンベアベルトや荷物置き場に並んだ荷物の中でも、自分のものを見分けやすそうです。

一方で、Lサイズは存在感があるぶん、小さなポーチや細いケーブルに使うとやや大きく感じます。小物やケーブルにはSサイズ、バッグやキャリーケースにはLサイズ、と用途を分けて選ぶのがよさそうです。

○カラーバリエーションはもう少し欲しい

Sサイズ全4色というラインナップは、ケーブルやポーチを用途別に分けるには十分使えます。ただ、家族で使い分けたい場合や、ポーチを複数持っている場合は、もう少し色があるとさらに便利だと感じました。

現時点では黒、オレンジ、ブルー、グレージュの4色展開です。
落ち着いた色と目立つ色が混在しているのはよいのですが、赤や黄、グリーン系などが加わると、識別用途としてはより使いやすくなりそうです。購入前には、自分の用途に合う色があるかを確認しておくとよいでしょう。
○まとめ

Sサイズ全4色とLサイズ1色を試してみると、色を変えることで「識別」という本来の用途がかなり活きると感じました。ケーブルの識別、軽い結束、ポーチの目印、傘やキャリーケースの識別など、1本390円の小物としては使い道が多いアイテムです。

一方で、結束バンドとしての固定力を期待しすぎると、やや物足りなさがあります。穴が1つだけのシンプルな構造のため、コードに常時取り付けたまま、使うたびに束ね直すような使い方にはあまり向きません。さらに固定用の突起もやわらかいシリコーン製なので、長いコードを束ねた状態で力が加わると、緩んだり外れたりすることがあります。とくにヘアドライヤーや生活家電の長いコードをしっかり束ねたい場合は、面ファスナー式などの専用ケーブルバンドを使うほうが便利です。

スマホ用ケーブルやガジェットポーチを持ち歩くことが多い人、似たバッグや傘を見分けやすくしたい人は、無印良品の店頭やオンラインストアでチェックしてみてください。
編集部おすすめ