米Microsoftは6月9日、Windows向けユーティリティ集「PowerToys」の新版「PowerToys 0.100.0」を公開した。

今回のアップデートでは、新機能の追加に加え、基盤を.NET 10へ移行し、全体的なパフォーマンス向上と軽量化を図った。
主な新機能として、画面上でショートカットを確認できる「Shortcut Guide」を刷新し、ランチャー機能「コマンド パレット」に拡張機能ギャラリーを追加した。

プロジェクト全体の基盤を.NET 10にアップグレードしたことで、最新のプラットフォーム改善とツールに対応し、これにより全体的な動作速度が向上するという。PowerToysにはバックグラウンドで常時稼働させるツールが多いため、アプリの起動速度や応答性の改善は日常的な利用体験の向上になり得る。また、パッケージングの効率化により、インストーラーのフットプリントが15%削減された。

各種ショートカットを視覚的に表示する「Shortcut Guide」は、今回ゼロから再設計され、UIが一新された。画面サイドにペインとして表示され(右・左の選択が可能)、対応アプリのショートカットに加え、Windows標準のショートカットや、有効化されているPowerToys機能のショートカットの表示にも対応する。従来のようにショートカット一覧をシンプルに表示するのではなく、アクティブになっているアプリを検出し、実行中の操作に関連するショートカットを表示する。ユーザーが必要とするショートカット操作を、効率的に学習・確認できる設計となっている。

コマンド パレットは、キーボード操作中心のランチャー機能だ。アプリやファイル、フォルダーの検索・起動、開いているウィンドウの切り替え、計算(電卓機能)、システムコマンドの実行、Webやファイルパスへのアクセスなどに加えて、拡張機能を追加して機能を増やすことが可能だ。

コマンドパレットの拡張機能ギャラリーが用意されたことで、拡張機能の発見・導入、管理が容易になった。ギャラリーは、コマンド パレットの設定から利用でき、ギャラリーを通じて拡張機能の検索・閲覧・インストール・更新・削除をコマンドパレット内で行える。


コマンド パレット関連では、ドックのマルチモニター対応も強化された。各モニターに独立したドック構成を設定でき、どのモニターにドックを表示するか、コマンドをどこにピン留めするかを指定できるようになった。また、パフォーマンスモニター拡張機能にバッテリーウィジェットが追加され、充電レベル、充電状況、推定残り時間などを表示できる。CPU、メモリ、GPU、ネットワーク、バッテリーなどのメトリックを個別に、ドックに直接ピン留めする機能も追加された。

外部ディスプレイの設定を扱うPower Displayもモニター検出の信頼性や互換性が改善された。多くのシステムで起動が高速になり、再起動後のモニター識別の信頼性が向上し、モニター設定もより一貫して保持される。
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