◆報知新聞社後援 第75回全日本大学野球選手権記念大会 ▽準々決勝 東北福祉大9x―2大商大=8回コールド=(11日・神宮)

 大商大の“二刀流”中山優月(3年=智弁学園)が涙の敗戦だ。

 「2番・投手」で出場し、2打数2安打2四球と全4打席で出塁も、投げては最速148キロをマークしたが、7回で7奪三振も被安打8で6失点だった。

 開口一番「悔しいです」と中山は声を絞り出した。「全力で投げたつもりだったけれど、力不足でした。見送られて、粘られると投げる球がない。全国レベルに負けない真っすぐと決め球を磨いて、もっといいピッチャーになって帰ってきたい」と話した。

 大学入学後、富山陽一監督(61)の「(投手と野手の)両方やってこそのお前だぞ」の一言で二刀流挑戦が決定。「不安だったけれど、両方させてもらえるのは幸せなこと。粋に感じています」と本気で取り組んだ。昨秋には外野手でベストナインに選ばれると、今春は投手でベストナインに。現在は登板日以外は二遊間を守り奮闘してきた。

 この日は初回に四球で出塁するとすかさず二盗も決めた。「全力で取り組むために、(野手で出場した)オープン戦が終わった疲れた状態で投げ込みをしたりしています」。全3試合でマルチ安打で11打数7安打の打率6割3分6厘をマークした。

 悔しさは残る。「主にピッチャーで自分の力不足を感じました。(将来に)この大会に出て良かったと思えるように結果を出したい」と悔しさを糧に二刀流を続ける。

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