古来より、ホワイトセージには高い浄化作用があるといわれています。その効果を高めるには、正しい方法を試すことが大切です。

今回は、ホワイトセージが持つ浄化効果を解説した上で、浄化のやり方と試す時の注意点を紹介します。

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■ホワイトセージとは?

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ホワイトセージとは、天然のハーブの一種です。葉を手でもむと、薬草のような独特の香りを楽しめます。

また、アメリカ合衆国の先住民族であるネイティブアメリカンの時代から、お清めや浄化などの目的で使用され、「聖なるハーブ」とも呼ばれていたのだとか。

このような背景からも分かる通り、ホワイトセージは古くから「穢れをはらう作用がある」と、人々から信じられているハーブなのです。

■ホワイトセージの浄化効果

ここからは、ホワイトセージが持つスピリチュアルな効果を3つ紹介します。

◇(1)空間の浄化

ホワイトセージの浄化効果とは? 正しい方法と注意点を解説

ホワイトセージには、空間を浄化する作用があるといわれています。

風水では、気の浄化目的として玄関や部屋でホワイトセージのお香を焚く方法が紹介されているケースも多いです。

場の空気がよどんでいると感じたら、パワーを借りてみましょう。

◇(2)心身の浄化

ホワイトセージの浄化効果とは? 正しい方法と注意点を解説

ホワイトセージには、心身に蓄積された邪気を取り除く作用もあるのだとか。

ネガティブなエネルギーに触れた時や疲れを感じた時に活用することで、自分自身の浄化にもつながるでしょう。

◇(3)集中力アップ

ホワイトセージの浄化効果とは? 正しい方法と注意点を解説

ホワイトセージには、心と体にリラックス効果をもたらし、集中力をアップさせる作用があるともいわれています。

そのような理由から、ヨガや瞑想を行う前に用いられることも多いようです。ホワイトセージのお香を焚けば、心身に安らぎをもたらしてくれるでしょう。

■ホワイトセージを使った浄化のやり方

ホワイトセージを使った浄化方法で多く用いられるのが、「焚く」という手法です。

以下で、具体的なやり方を見ていきましょう。

◇(1)浄化に必要なアイテムを用意する

ホワイトセージの浄化効果とは? 正しい方法と注意点を解説

まずは、浄化に必要なアイテムを用意します。使用するものは以下の通りです。

*・ホワイトセージ

・マッチかライター

・アバロン貝、または灰皿・耐熱容器など*

焚く時は、ホワイトセージを置く場所が必要です。

神聖に浄化の儀式を行いたい場合は、アバロン貝(※アワビ貝の貝殻のこと)を用意するのがおすすめ。ない場合は、耐熱容器や灰皿でもOKです。

火に強くて、ホワイトセージが置けるものを用意しましょう。

◇(2)火を付けて煙のみが出る状態にする

ホワイトセージの浄化効果とは? 正しい方法と注意点を解説

アバロン貝や耐熱容器にホワイトセージをセットしたら、火を付けます。炎は吹き消し、煙のみが出る状態にしましょう。

この時、マッチやライターを使用される方が多いと思いますが、くれぐれもやけどや火事には注意してください。また、部屋の換気も忘れずに。

周囲に火の粉が飛び散る恐れもあるため、端ではなく中央から火を付ける方が安心です。マッチを使うのなら、すぐ消せるよう近くに水をためたコップなどを置いておくと良いでしょう。

◇(3)玄関やキッチン、風通しの良い場所にホワイトセージを置く

ホワイトセージの浄化効果とは? 正しい方法と注意点を解説

寝室、キッチンなど浄化したい場所へホワイトセージを置きます。

この時、壁に火が付かないように、部屋の中央に置かれたテーブルの上へ設置すると安全です。

特に、トイレなどの狭い場所は危ないので、火を用いた浄化方法はなるべく控えた方が良いでしょう。

また、灰が落ちる可能性もあるので、基本的に周囲には何も置かないようにしてください。

その他には窓側など、風通しの良い場所に置くのもおすすめですよ。

◇(4)焚き終わったら火の後始末をする

ホワイトセージの浄化効果とは? 正しい方法と注意点を解説

ホワイトセージを焚き終わったら、火の後始末をします。煙が消えたら安心ではなく、火の元を徹底して消すことが大切です。

使用後は水につけるなどして、後始末をきちんと行いましょう。

■ホワイトセージを使用する際の注意点

ここからは、ホワイトセージによる浄化を試す時の注意点を3つ紹介します。

◇(1)火の取り扱いに気を付ける

ホワイトセージの浄化効果とは? 正しい方法と注意点を解説

先ほども述べましたが、ホワイトセージを焚く時は、火の取り扱いに注意しましょう。周囲に燃えやすいものがないか、事前によく確認してください。

また、使用後は水につけるなどして、火の後始末をすることが大切です。消したつもりでも、完全に消えていないと火事の原因になる恐れがあるので十分気を付けてくださいね。

◇(2)一度に大量に火を付けない

ホワイトセージの浄化効果とは? 正しい方法と注意点を解説

一度に大量のホワイトセージに火を付けてしまうと、消えるまでに時間がかかります。また、燃えかすや火の粉が飛び散りやすく、危険度も高まります。

最初のうちは少量で試すようにしましょう。

◇(3)匂いが苦手なら使用を控える

ホワイトセージの浄化効果とは? 正しい方法と注意点を解説

ホワイトセージが浄化に良いとはいえ、匂いに不快感を覚える場合は、逆効果になる恐れがあります。気分を害する香りを嗅ぐのは、気持ちも滅入ってしまうことでしょう。

もし、ホワイトセージの匂いが苦手なら、神秘の香木と呼び名の高い「パロサント(Palo Santo)」を試すのも1つの手です。

空間を浄化するパワーが宿っている上に、火を使わなくても使用可能なので、誰でも気軽に挑戦できますよ。

まずは、浄化作用がある自分好みの香りを探してみましょう。お気に入りの匂いで気分を高めることで、効果もアップするはずです。

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■ホワイトセージの浄化効果で気分をリフレッシュ!

ホワイトセージの浄化効果とは? 正しい方法と注意点を解説

ホワイトセージには、空間やその場にいる人の心身を浄化する作用があるといわれています。

焚く方法が一般的ですが、火を扱うのが怖い方もいるでしょう。その場合は、置いておくだけでもOKです。

また、ホワイトセージそのものではなく、ホワイトセージの香りをしたお香を焚く方法もおすすめ。安定感のあるお香立てを使えるので安心です。

ぜひ本記事を参考にしながら、ホワイトセージで空間や心身を浄化して、運気をアップさせていきましょう。

(みくまゆたん)

※画像はイメージです