写真提供: Gettyimages

プレミアリーグ第3節、ニューカッスル・ユナイテッド戦を0-1で落としたトッテナム・ホットスパー。前節でマンチェスター・シティを相手に効率の良い戦いを見せたトッテナムは、非効率な戦いで勝ち点を取りこぼした。

前述したシティ、リバプールに次いでプレミアリーグ3番手との見方が強いトッテナム。大手ブックメーカー「William Hill(ウィリアム・ヒル)」のオッズでも3番人気となっている。

ただ、トッテナムがプレミアリーグを制するには、多少なりとも運に味方される必要があるだろう。今回は『90min』が特集したトッテナムがプレミアリーグを制覇するために必要なことの中から5つをピックアップしご紹介する。

トッテナムがプレミアを制覇するために、必要な5つのこと
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負傷者0で乗り切る

彼らの大黒柱の1人であるハリー・ケインは、昨シーズン2度にわたって負傷により戦線を離脱した。昨シーズン負傷を負ったデレ・アリももうすぐ復帰すると報じられているが、依然として復帰していない。

その他にもハリー・ウィンクスやヤン・フェルトンゲンなど、負傷と付き合っている選手が少なくないトッテナム。今シーズン、優勝争いに絡むにはケインやソン・フンミン、デレ・アリといった強力な選手が同時にピッチに立っていることが必要不可欠だ。

トッテナムがプレミアを制覇するために、必要な5つのこと
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ライバルに負傷者

トッテナムに負傷者が出ないことを祈るだけでなく、シティとリバプールに負傷者が出ることを祈らなければいけない。

特に、リバプールに関してはこれは運の絡む重要な要素と言えるだろう。昨シーズンはほとんど負傷者を出さずに、ピッチに最高の11人を立たせることができたリバプール。しかし、サディオ・マネやモハメド・サラーといった選手が負傷すれば、間違いなく苦労することになる。

ただ、シティには当てはまらないかもしれない。セルヒオ・アグエロが負傷すればガブリエル・ジェズスがピッチに立つだろう。レロイ・サネが長期離脱を余儀なくされているが、彼らは動じていない。ただ、これ以上ウィングに負傷者が出ればピンチになるだろう。

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ラメラの覚醒

プレシーズン中から高いレベルのパフォーマンスを発揮し、第2節まではソン・フンミンの不在を感じさせなかったエリク・ラメラ。ポテンシャルはかねてから評価されており、サポーターの中でも好みの分かれる選手になっている。

理想としては、ラメラがシーズンを通して活躍できるのが好ましいだろう。調子の良い予期の彼は、抜群のポジショニングから決定的な仕事果たしてくれる。マウリシオ・ポチェッティーノ監督にとって、素晴らしい財産の1つになるはずだ。

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エンドンベレはビエラに、ロ・チェルソはイニエスタ

トッテナムは今夏の移籍市場でタンギ・エンドンベレとジオバニ・ロ・チェルソという2人の素晴らしい才能を手にした。エンドンベレはすでに、プレミアリーグの舞台でその片鱗を見せている。

ただ、彼らがタイトルを目指すのならエンドンベレはパトリック・ビエラに、ロ・チェルソはイニエスタになる必要があるだろう。

エンドンベレは中盤を独力で支配し、ロ・チェルソは水を得た魚のように適応する必要がある。

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カイル・ウォーカー=ピータースの覚醒

トッテナムは新たな右サイドバックを必要としているかに見えたが、ポチェッティーノ監督は獲得しなかった。その決断は今のところ正しいと言えるだろう。ウォーカー=ピータースは印象的なプレーを見せており、シティと対峙した際にもその価値を証明した。

しかし、彼がそれ以上の存在となったらどうだろうか。シティ戦でのパフォーマンスが彼に自身を吹き込み、更なるレベルアップを遂げたとしたら。

右サイドを司り、ケインに極上のクロスを供給。どのウィンガーも彼の背後を取ることはできないような選手になったとしたら。

可能性はあるはずだ。間違いなく可能性はある。