広島市内の原爆が投下されてから76年が経過する中、現在でも核兵器のない平和な世界の実現にむけた活動は日本国内外で行われている。その中、広島市内にホームスタジアムを構える明治安田生命J1リーグのサンフレッチェ広島も、平和を祈願する声明を出している。

 第2次世界大戦中の1945年8月6日午前8時15分にアメリカ軍機が広島市中心部に原爆を投下したことにより、数多くの犠牲者を出したことは、今でも多くの人々に語り継がれている。また、今年も広島市中区の平和記念公園で平和記念式典が開かれている。

 その中、サンフレッチェ広島は8時15分にクラブ公式SNSアカウントにおいて声明を発表。「サッカーができる喜び スポーツができる喜び この街で生活できる喜びをかみしめ この当たり前の平和が永遠に続くことを心より祈念いたします」と改めて平和祈願のコメントを残した。

 今年は東京五輪が開催されていることもあり、NHKの地上波で原爆関連の特別番組の放送予定がなく、周囲では異論が噴出している。76年が経過したことにより当時の記憶の風化が懸念される中、改めて戦争の恐ろしさを認識することが求められる。