浦和レッズは29日、明治安田生命J1リーグ第33節の横浜F・マリノス戦で1-4と大敗。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)優勝の可能性を残しているが、リカルド・ロドリゲス監督の今季限りでの退任が確実と報じられたことに賛否両論が巻き起こっている。

 浦和レッズは2020シーズン終了後に大槻毅監督の後任としてリカルド・ロドリゲス氏を招へい。昨季はJ1リーグを6位で終えると、天皇杯で優勝し今季のACL出場権を獲得していた。しかし今季は序盤から引き分け試合が多く苦戦。天皇杯3回戦ではザスパクサツ群馬相手に敗れると、ルヴァンカップでも準決勝でセレッソ大阪相手に完敗。ACLで決勝まで駒を進めたとはいえ、9月以降は公式戦2勝4分4敗と下降線をたどっていた。

 そんな中タイ国内メディアは、タイ1部BGパトゥム・ユナイテッドが先日解任した手倉森誠前監督の後任としてリカルド・ロドリゲス氏をリストアップしていると報道。

また一部メディアは今季限りで同氏が浦和レッズ監督を退任すると伝えている。

 このリカルド・ロドリゲス氏の去就報道には「リカルドサッカーの限界感じた」、「リカルド監督でACL決勝は無理」、「横浜F・マリノス戦後の雰囲気が最悪だったから妥当」と監督交代を支持する声が上がっている一方、「続投の方がいい」、「来年のACL決勝どうやって戦うのか」、「3年計画は?」、「1からチーム作り直しは勘弁」と否定的な意見も沸き起こっている。

 リカルド・ロドリゲス氏は徳島ヴォルティス指揮時の2020シーズンにJ1昇格を達成。当時徳島ヴォルティスでキャプテンを務めていたMF岩尾憲(34)は、同氏の浦和レッズ監督就任から1年後に浦和レッズへの期限付き移籍という形で指揮官と再会していただけに、岩尾憲の去就にも注目が集まっている。