元日本代表MF香川真司(33)は今月1日、ベルギー1部リーグのシント=トロイデンVV(STVV)からセレッソ大阪へ復帰。明治安田生命J1リーグ開幕節・アルビレックス新潟戦での出場が期待される中、海外メディアも香川真司の今後に期待を寄せている。

 米メディア『ESPN』は「香川真司はセレッソ大阪に火をつけることができるのか?」と見出しをうち、「2023年のJ1リーグで、かつてマンチェスター・ユナイテッドやボルシア・ドルトムントでプレーした香川真司ほどの有名な選手はほとんどいないだろう。彼は今年1月末に13年間の欧州挑戦にピリオドを打ち、セレッソ大阪に復帰した」と紹介している。

 またJ1リーグにおけるセレッソ大阪の成績については「セレッソ大阪は常に躍進を約束されてきた。しかし1995年のJリーグ加盟から28年間、まだ栄光を味わっていない。3度のJ2降格を経験している一方、2017シーズンには3位とクラブ史上最高順位になった」と、リーグタイトルと無縁である現状を綴っている。

 その上で「香川真司の加入は、同じく欧州で活躍した清武弘嗣とともに、セレッソ大阪を次のステップへと導く可能性を持っている」と見解を披露。

香川真司の存在がチームに好影響をもたらすと主張している。

 香川真司は昨年1月にSTVVへ加入すると、経験豊富なベテラン選手としてチームをけん引。ただ足に慢性的な痛みを抱えていたため昨年11月に手術。ベルギー1部リーグ戦で復帰することなくセレッソ大阪へ完全移籍したが、現在は全体練習に参加している。

 なおセレッソ大阪は18日にアルビレックス新潟戦を控える中、元日本代表MF清武弘嗣(33)が長期離脱を余儀なくされている。昨季J1リーグ5位、YBCルヴァンカップ準優勝と地力の高さを証明しているだけに、J1初制覇へ香川真司にかかる期待は大きくなるばかりだ。