徳島ヴォルティス所属MF西谷和希は、今月30日開催の明治安田J2リーグ第7節ザスパ群馬戦でもベンチ外。西谷のSNS投稿を巡り議論が白熱する中、ネット上では依然として吉田達磨監督解任論が飛び交っているほか、クラブに対する批判も湧き起こっている。

 これまでリカルド・ロドリゲス、ダニエル・ポヤトス(現ガンバ大阪監督)、ベニャート・ラバインが率いていたものの、昨年8月に元ヴァンフォーレ甲府指揮官の吉田氏を招へいし、スペイン人路線から転換した徳島。今年も吉田監督のもとでシーズンに臨んでいるが、ここまでJ2リーグ6試合で1勝1分4敗とスタートダッシュに失敗。第3節ブラウブリッツ秋田戦では、選手に対して試合途中で「全部蹴れ」と指示を出したことが議論の対象となっていた。

 また、今月13日開催のYBCルヴァンカップ1回戦では、AC長野パルセイロ相手に1-5と惨敗。西谷は試合翌日にインスタグラムで「ヴォルティス本来のスタイルを取り戻すことが勝つための道しるべになります。ヴォルティスのスタイルこそが最高で最強です。

自信を持って堂々と言えます。必ず取り戻します。そのためにも自分のできることを全力でやり続けます」と、自身の考えを発信。ファン・サポーターから支持を得ている。

 しかし、西谷は秋田戦以降のリーグ戦全試合でメンバー外。さらに一部報道によると、同選手は不適切と捉えられる発言により、現在は個別トレーニングに励んでいるという。

それだけに、X(旧ツイッター)上では「徳島の優秀な選手が潰されている」「意見言えば、干されるのか…」と驚きの声が。「サポーターはずっと西谷の味方」「吉田監督の方が悪い」といったコメントも見られる。

 また、30日のホームゲームがJ2最下位に沈む群馬との“裏天王山”であるだけに、「群馬戦で負けたら、吉田監督解任かな」「西谷、吉田監督の問題で何らかの横断幕が出そう」という声も。「放出されるのかな…」「乾貴士のように契約解除して、フリーにしてどこかに移籍させるべきだと思う」などと、西谷の徳島退団も予想されている。