カンサイ ヤマモト(KANSAI YAMAMOTO)は、ファッションディレクター山口壮大をクリエイティブディレクターに迎え、4月8日、伊勢丹新宿店本館1階ザ・ステージ#1で期間限定ショップ「寛祭」をオープンした。新作コレクションをはじめ、日本の伝統や文化、様式を再構築して現代のファッションに昇華した“ジャポニズムファッション”を展開する。
14日まで。

秋田の伝統工芸“まなぐ凧”の模様が絵筆で描かれたT-SHIRT MANAGU-TAKO(1万8,000円)、日本の札遊戯“花かるた”のすべての模様が1枚のTシャツに施されたT-SHIRT HANA-KARUTA(1万8,000円)、美濃和紙を使用した生地を“からみ織り”で織り上げ、将棋の金や銀の駒の模様が手刷りで厚く施されたBIG MESH TOP“SHOUGI”(2万5,000円)、幅広の袖口を引き上げ、袖丈を調整できるKAPPOU-ONE PIECE(4万3,000円)などが販売される。

日本を代表するブランドや職人ともコラボレーションするのも見どころだ。ワークウエアメーカー「寅壱」とは、寅壱のベーシックなニッカズボンに猛々しい虎が描かれたKNICKERBOCKERS(5万5,000円)を販売する他、メイドインジャパンにこだわったハンドメイドレザーブランドの「オジャガデザイン(OJAGA DESIGN)」ともタッグを組んだ。このほか、雑貨やシルク混コットンの着物、漆塗りの革製品、原石から探し求められたシルバージュエリー、近年山本寛斎がロンドンやイスタンブールで発表したコレクションラインも展開する。

会期中は山本寛斎も来場する。
4月11・12日(両日とも14時から17時)には、客が書いた名前に同氏が直筆で、新たなブランドロゴ同様に“赤丸”を施すサービスが行われる。(対象は同会場で1万円以上購入、各回先着30名限定)

会期初日の開店前にも来場し、山本は「今回の伊勢丹でのイベントは、人生を取り巻く全てに関わる出発点に過ぎない。会場から生み出される“祭り”のパワーを受け取ってもらえれば」とコメント。

山口壮大は1982年生まれで、文化服装学院卒で第22期学院長賞を受賞している。2006年よりスタイリスト、また「ミキリハッシン(MIKIRI HASSIN)」のディレクターとして活動し、2012年渋谷パルコで、次世代型セレクトショップ「ぴゃるこ」(2014年「ぱりゅこ」に呼称変更)をオープンさせた。