日経平均;37,839.39;-6.03
TOPIX;2789.31;+5.75
[寄り付き概況]
19日の日経平均は6.03円安の37,839.39円と4日ぶり反落して取引を開始した。前日18日の米国株式市場は反落。
今日の東京株式市場は寄付き段階では売り買いが交錯した。昨日の日経平均が終日下値の堅い展開だったことから、相場の腰は強いとの見方があった。また、今日は日銀金融政策決定会合の結果発表と植田日銀総裁の記者会見が予定され、目先警戒材料となっているが、イベント通過後の株高に期待する向きもあった。一方、昨日の米株式市場で主要指数が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、日本時間明日未明に米国で連邦公開市場委員会(FOMC)の結果が発表されることから、日銀会合の結果と合わせて見極めたいとして、明日の休日を前に積極的な買いを見送る向きもあり、寄付き段階では売り買いが拮抗し、日経平均は小幅安で始まった。なお、取引開始前に発表された1月の機械受注統計は、民間設備投資の先行指標である「船舶・電力を除く民需」の受注額(季節調整済み)が前月比3.5%減だった。QUICKがまとめた民間予測の中央値は0.5%減だった。
セクター別では、銀行業、証券商品先物、化学、情報・通信業、繊維製品などが値下がり率上位、その他製品、輸送用機器、卸売業、空運業、非鉄金属などが値上がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、メルカリ<4385>、アドバンテスト<6857>、古河電工<5801>、ディスコ<6146>、キオクシアHD<285A>、フジクラ<5803>、ニトリHD<9843>、ソフトバンクG<9984>、りそなHD<8308>、ソフトバンク<9434>、レーザーテック<6920>、三井住友<8316>などが下落。他方、IHI<7013>、東電力HD<9501>、任天堂<7974>、三菱重<7011>、ニデック<6594>、リクルートHD<6098>、三菱電<6503>、川崎重<7012>、伊藤忠<8001>、トヨタ<7203>、住友鉱<5713>、ソニーG<6758>などが上昇している。