■株式見通し:売り一巡後の底堅さを見極め、物色は決算を手掛かりとした個別対応に
■日産自、23/3上方修正 営業利益3600億円←2500億円
■前場の注目材料:日本製紙、印刷・情報系用紙生産拠点を集約、秋田工場撤退、30年度めど3カ所に
■売り一巡後の底堅さを見極め、物色は決算を手掛かりとした個別対応に
10日の日本株市場は、売り優勢の相場展開ながら、底堅さが見られそうだ。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、売り先行で始まることになろう。
朝方はショートを仕掛けてくる動きも入りやすいだろうが、売り一巡後の底堅さが見られる局面においては、短期的ながらもリバウンド狙いになろう。
■日産自、23/3上方修正 営業利益3600億円←2500億円
日産自<7201>は2023年3月期業績予想の修正を発表。売上高は10兆円から10兆9000億円、営業利益を2500億円から3600億円に上方修正した。今期の想定為替レートは1ドル135円(従来予想は120円)と円安方向に見直した。一方、半導体不足などにより生産回復が想定より遅れているとして、今期の世界販売台数を従来予想の400万台から370万台に引き下げた。
■前場の注目材料
・1ドル=146.30-40円
・米国景気は拡大
・日銀は金融緩和を継続
・コロナ後の人流再開
・日本製紙<3863>印刷・情報系用紙生産拠点を集約、秋田工場撤退、30年度めど3カ所に
・扶桑化学<4368>ウエハー研磨用シリカを増産、200億円投資
・7&iHD<3382>そごう・西武を米ファンドに売却、2000億円超
・東芝<6502>スポンサー選び大詰め、非公開化、モノ言う株主と決別
・大同メタル<7245>EV向けダイカスト拡充、充電器用部品など追加
・グローセル<9995>協働ロボ向けトルクセンサーを来年度量産、衝突で停止、安全性向上
・富士通<6702>DC点検を自動化、ローカル5G活用、来月実証
・ライオン<4912>「お口の衰え、訓練で防ぐ」、シニア向けプログラムを年内提供
・花王<4452>花王・キリンHD、内蔵脂肪と免疫の関連を共同研究
・住友精化<4008>SAP増産、アジア地域に190億円投資
・日東紡<3110>飲料子会社をライフドリンクに売却、経営資源最適化
・ダイセル<4202>エッチング液から基板守る独自液剤、樹脂「ナノひっつき虫」で保護膜
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 10月マネーストックM3(前年比予想:+2.8%、9月:+2.9%)
<海外>
・10:00 カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁討論会参加