24日のニューヨーク外為市場でドル・円は157円13銭まで上昇後、156円82銭まで反落し、156円97銭で引けた。米4月耐久財受注速報値が予想外にプラスとなりドル買いが優勢となったのち、米5月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値は予想外に上方修正されたが、連邦準備制度理事会(FRB)注目の同指数の期待インフレ率確報値が予想を下回り、年内の利下げ観測が強まり長期金利低下に伴うドル売りが優勢となった。
神田財務官の発言を受け、介入警戒感に円売りも一段落した。

ユーロ・ドルは1.0838ドルから1.0858ドルまで上昇し、1.0846ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)のショナーベル理事が過剰に速いペースでの利下げを警告したほか、独連銀総裁が追加利下げを9月まで待つ必要があるだろうと、速過ぎる利下げペースに慎重な姿勢を示し、ユーロの買戻しが優勢となった。ユーロ・円は、170円50銭へ上昇後、170円16銭まで反落。ポンド・ドルは1.2720ドルから1.2751ドルまで上昇した。英総選挙を控え中銀の利下げ先送り観測にポンド買いが優勢となった。
ドル・スイスは0.9158フランへ上昇後、0.9134フランへ反落。