日経平均は小幅続伸。
15日の米株式市場でNYダウは続伸し、305ドル高となった。初めて34000ドル台に乗せ、S&P500指数も過去最高値を更新。予想を上回る企業決算や3月小売売上高の大幅な伸び、週間の新規失業保険申請件数の減少が好感された。一方で長期金利が低下したことからハイテク株も買われ、ナスダック総合指数は1.3%の上昇。本日の日経平均もこうした流れを引き継いで146円高からスタートした。
個別では、エムスリーが2%超上昇しているほか、レーザーテック、任天堂、ファーストリテ、東エレクなどがまずまずしっかり。中小型株では紀文食品やベイカレントが連日で賑わいを見せている。一部メディアで複数の買い手候補が関心を示していると報じられたスクエニHDは商いを伴って14%近い大幅上昇。また、決算が好感された日置電はストップ高水準で前場を折り返している。一方、英ファンドの買取提案に反対する方向と伝わった東芝は5%超の下落。
セクターでは、鉱業、精密機器、不動産業などが上昇率上位。一方、海運業、鉄鋼、非鉄金属などが下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の43%、対して値下がり銘柄は51%となっている。
値上がり寄与トップはファーストリテとなり1銘柄で日経平均を約21円押し上げた。
一方、値下がり寄与トップはリクルートHDとなり1銘柄で日経平均を約9円押し下げた。同2位は7&IーHDとなり、富士フイルム、花王、デンソーなどがつづいた。
*11:30現在
日経平均株価 29682.66(+39.97)
値上がり銘柄数 85(寄与度+113.61)
値下がり銘柄数 135(寄与度-73.64)
変わらず銘柄数 5
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファーストリテ 90390 590 +21.25
エムスリー 8356 202 +17.46
東エレク 49300 360 +12.96
オリンパス 2327.5 34.5 +4.97
テルモ 4061 31 +4.47
ダイキン 22640 85 +3.06
中外薬 4305 28 +3.02
安川電 5520 80 +2.88
アドバンテ 10530 40 +2.88
キッコーマン 6560 70 +2.52
信越化 18950 65 +2.34
大和ハウス 3392 62 +2.23
資生堂 7949 53 +1.91
京セラ 7140 26 +1.87
エーザイ 7243 47 +1.69
エプソン 1890 23 +1.66
JPX 2816 46 +1.66
ヤマハ 6280 40 +1.44
TOTO 6320 80 +1.44
セコム 9245 39 +1.40
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
リクルートHD 5120 -83 -8.97
7&iHD 4555 -120 -4.32
富士フイルム 6859 -97 -3.49
花王 7245 -69 -2.48
デンソー 7173 -69 -2.48
塩野義 5761 -65 -2.34
ソフトバンクG 10140 -10 -2.16
電通G 3425 -60 -2.16
スクリン 10680 -280 -2.02
シャープ 1866 -56 -2.02
キヤノン 2573 -37 -2.00
第一三共 2998 -17 -1.84
コナミHD 6630 -50 -1.80
ソニー 12165 -40 -1.44
住友鉱 4733 -76 -1.37
日立建 3505 -35 -1.26
NTTデータ 1735 -7 -1.26
ホンダ 3314 -16 -1.15
トヨタ 8533 -31 -1.12
コマツ 3351 -31 -1.12