1. 会社概要
L is B<145A>は現場のDXにフォーカスした事業を展開しており、現場向けビジネスチャットツール「direct」などのサービスを開発・提供する。現場とは、建設業、流通小売業、インフラ業、運輸・交通業等の業界における現場のことを指し、具体的には業務は立って行い、普段パソコンは使わない人々をメインターゲットとしている。
※ 工事現場の写真を撮影する際に使用され、工事の情報を正確に残すために実務上重要となる。
2. 沿革
同社の代表取締役社長CEOである横井太輔(よこいたいすけ)氏は、大手ソフトウェアメーカーで営業、社長室、商品開発を経験したのちに独立し、2010年9月に同社を創業した。社名の「L is B」は「Life is Beautiful!(人生は素晴らしい)」に由来している。創業当初はモバイルデバイス向けのアプリケーション開発を手掛けて、Twitterアプリ「Feel on!」を開発した。「Feel on!」は世界50万ダウンロードを記録し、App Storeでは1位を獲得するまでに成長した。その後TwitterのAPI制限の動きもあり、自社サービス開発から受託開発へと軸足を移した。受託開発では、クライアントのニーズをヒアリングし、課題解決の提案を行うという、現在の開発スタイルの元となる型ができた。
(執筆:フィスコアナリスト 村瀬智一)