こんにちは!YAMASHITAスタッフの山口です。
今回はライトエギング釣行記Vol.2として、兵庫県明石エリアでのライトエギングの様子をお届けします。
ターゲットは、この時期お手軽に狙えるケンサキイカ。
実釣の様子も含め、詳しく紹介します!
明石海峡ってどんな所?
明石海峡は、兵庫県の神戸市・明石市と淡路島の間に位置し、大阪湾と播磨灘を繋ぐ全長約3.6kmの海峡です。
このエリアは日本でも有数の潮流の速さで知られ、最速時には毎秒4.5m(約9ノット)にも達します。
潮の干満差や地形の影響で流れが複雑に変化し、潮目やヨレが多発します。
そのため、魚介類の餌となる小魚や甲殻類が豊富に集まり、四季を通じて多彩な釣りが楽しめる海域です。
特に全国的に有名なのは最高級ブランドとも称される「明石ダコ」です。
豊富なエサと潮流に揉まれて育つため、筋肉質で噛むほどに旨味が広がると評判です。
また、春に獲れる真鯛、通称「桜鯛」も知られています。
引き締まった身と鮮やかなピンク色が特徴で、産卵期前に獲れるため子持ちであることも多く、縁起物として扱われることもあります。
今回のターゲット「ケンサキイカ」
ケンサキイカは体長20~40cm程度の細長い流線型の体を持ち、胴の先端が剣先のように尖っていることから「剣先烏賊」と呼ばれます。
地域によって「シロイカ」や「マルイカ」とも呼ばれ、日本各地に分布しています。
陸っぱりのライトエギングに加え、船釣りでも人気のターゲットです。
シンプルな2段仕掛けで、船の灯りに寄ってきたイカを狙う「イカメタル」が代表的な釣り方です。
また、関東のマルイカ釣りでは、イカ角やプラ角と呼ばれる疑似餌を連結して狙う釣法が主流です。
船釣りについてはこちらをご覧ください
明石海峡におけるライトエギングでの狙い方
当エリアでは例年7月中旬から9月上旬までがシーズンです。
回遊してくるイカは船で釣れる個体よりも小型が多いため、エギの上に小型のスッテを付けた「アシストリグ」で狙います。
エギに抱ききらないサイズでも、スッテなら抱かせることができます。
タックルはライトゲーム用を流用。
ロッドは6ft後半~7ft台が取り回しも良く最適です。
アジングロッドのような短いロッドでも可能ですが、2段仕掛けは全長があるため、短すぎると扱いにくくなります。
リールは1000~2000番で十分です。
タックルは軽さを重視し、強度よりも感度を優先します。
ラインはPE0.3号前後を推奨します。
海藻が多いポイントでは根掛かりが増えるため、私はPE0.4号+フロロカーボン2号のリーダーを組んでいます。
これくらいの強度があれば、海藻に掛かっても仕掛けを失うことは少ないです。

実釣の様子をご紹介!
最初に訪れたのは7月上旬。
この時期は例年、大サバの回遊で電気ウキが並ぶのですが、近隣店舗のスタッフから「ウキに怪しいアタリがあるのでケンサキがいるかも」と連絡があり、急いで向かいました。
仕事終わりに準備して20時頃に釣り開始。
表層からカウントを取りながらイカのタナを探ります。
浅いタナから狙った方が効率よく数を伸ばせるため、まずは表層から探るのがセオリーです。
イカメタルやアジングと同じイメージですね。
浅いタナでは反応がなかったのでボトムまで沈めてみると、早速ヒット!
どうやら深場に群れていたようで、同行者も同じパターンで釣果を得られました。
ただ、シーズン序盤で群れが少ないのか連発とはならず、この日は回遊待ちの展開に。
探ってみても反応はボトムのみで、決まった層を回遊しているようでした。
結果は二人で10杯弱。ポツポツと拾い釣りになりました。

2日目は7月下旬。
前回と同じ時間帯にスタート。
表層から探ると、今回は中層でヒット!
タナを共有すると二人で連発モードに突入しました。
ボトムからの巻き上げでアタることが多く、パターンを掴むと一気に数を伸ばせました。
アシストリグが大活躍で、エギにもスッテにも反応あり。
仕掛けが潮に乗って水平になったタイミングではダブルヒットもありました。
ただし、タナを意識しないとアタリは出ず、テクニカルな釣りでした。
二人同時ヒットも多発し、最終的に20杯超えの好釣果となりました。


まとめ
明石エリアのケンサキイカは9月上旬まで狙えます。
年によって回遊状況でシーズンが前後しますが、一昨年は8月下旬~9月に胴長20cm超えも回遊しており、まだまだチャンスがあります。
今回使用したアイテムは、
・NAORYレンジ
・NAORYスクイッシュ
・NAORYセット
いずれも8月にリニューアル発売された製品です。
特にNAORYセットはアシストリグが組まれているため、初心者にもおすすめです。
ぜひ店頭でチェックしてみてください!

NAORYレンジ 1.5

NAORY スクイッシュ

NAORY セット