レビュー

モヤモヤしていることを紙に書き出したら、嘘のようにすっきりした――そんな経験はないだろうか。心にひっかかっている気がかりや心配事、やらなければならないことを書くだけで、散らかっていた頭の中が整理され、建設的に考えられるようになるのは実に不思議である。


本書では、思考と感情を整え、前向きな行動につなげる18の「書くワーク」を紹介する。「不安を手放したい」「怒りを鎮めたい」「行動できる人になりたい」など、目的や悩み別に整理されており、紙とペンさえあればすぐに実践できる。
要約者が試してみたいと思ったのは、怒りを解放するためのワーク「バイロン・ケイティワーク」だ。怒りという感情は、相手や対象への「こうあるべき」という思い込みと結びついていることが多い。それに対して「本当に?」と問いかけ、相手と自分の視点を入れ替えることで、新たな気づきを促すのである。
思い込みは自分ではなかなか気づけないが、紙に書き出して客観視することで、思いもよらない発見に導かれる。その一連のプロセスは、非常にエキサイティングだと感じた。本要約では「バイロン・ケイティワーク」を中心に、5つのワークを取り上げる。
雑事に追われて仕事に集中できない、やることが多くてイライラする、ダメな自分に落ち込む……という人は、ぜひ本書のワークを試してほしい。ペンを動かしているうちに気持ちがすっと落ち着き、希望の光が見えてくるはずだ。

本書の要点

・「書く」ことによって頭や心、状況を整理でき、目の前のことに100%集中する「マインドフル」になることができる。
・不安や焦りを手放すには、ネガティブな心の声と具体的な対処法を書き出す「ネガティブリスト」がおすすめだ。


・怒りを手放すには「バイロン・ケイティワーク」が有効だ。新しい視点を獲得し、怒りが自然に収まるだろう。
・行動を具体化して、最初の一歩のハードルを極限まで下げると、行動できる人になれる。



フライヤーでは、話題のビジネス・リベラルアーツの書籍を中心に毎日1冊、10分で読める要約を提供(年間365冊)しています。既に3,300タイトル以上の要約を公開中です。exciteニュースでは、「要約」の前の「レビュー」部分を掲載しています。

編集部おすすめ