マツダ「ロードスター」の国内最大のオーナーズ・ミーティングとなる「軽井沢ミーティング」が今年も5月31日に開催されました。今年のイベントでは、マツダがサプライズのクルマを持ち込みました。

どんなクルマだったのかを紹介します。


3倍弱の倍率を突破して駆け付けた
約1100台のロードスター

 例年通り、5月の最終の週末となる31日の日曜日に、軽井沢プリンスホテルスキー場の駐車場において、「軽井沢ミーティング2026」が開催されました。これはマツダ「ロードスター」の有志オーナーが主催し、マツダも協力する、国内最大のオーナーズ・ミーティングです。


マツダが電撃発表! ロードスターに待望の新色と特別仕様車が追加も「ディーラーで聞いて」
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 花曇りとなった、その日の天候は、陽ざしの強さを涼やかな風がやわらげる、高原の初夏といったもの。まさに絶好のイベント日和です。聞けば、このイベントは15年連続で晴れているとか。そんな気持ちの良い天候の下、今年は、3070台の応募から当選した約1100台もの「ロードスター」と約2650名のオーナーが全国からイベントに駆け付けたのです。


マツダが電撃発表! ロードスターに待望の新色と特別仕様車が追加も「ディーラーで聞いて」

 また、今年のイベントでは、1台の特別仕様車がアンベールされました。緑がベースの新色をまとった特別仕様車です。公開されたのは1台でしたが、よくよく話を聞いてみれば、そこには3つのニュースがありました。「新色」「特別仕様車」、そして「一部改良」です。どのような内容なのかを解説します。


令和のグリーンとなる「ジンクグリーンメタリック」

 午前中のトークショーでは、現在の「ロードスター」の開発主査(開発責任者)の齋藤茂樹氏と、デザイナーである岩内義人氏の2人によって、新色をまとった特別仕様車がアンベールされました。新色は「ジンクグリーンメタリック」で、現行の4代目「ロードスター」としては、初となるグリーン系のボディーカラーとなります。


マツダが電撃発表! ロードスターに待望の新色と特別仕様車が追加も「ディーラーで聞いて」
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 この新色は、鉄橋等に使われる防錆下地塗料「ジンククロメートプライマー」の色味や質感から着想を得たものだと岩内氏。「そのワイルドでインダストリアルな感じ」を、いかにクールで格好よい、「現代の、まさに令和のグリーン」に仕上げるかに注力したというのです。


 色味としては、緑の構成要素であるブルーを強くし、クールな印象に近づけたとか。また、ハイライトを美しく見せるため、ブルーマイカを50%ほども含ませました。さらに匠塗りという技術を使って、マット調の質感と、造形を際立たせるハイライトを絶妙なバランスで両立。そのため角度や明るさによって、見え方が変わるのも特徴となります。


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 ちなみにアンベール直後の会場の反応は、意外と冷ややかなものでした。これは、初代NA「ロードスター」にあった、マットなブリティッシュグリーンの復活を望む声が根強いということでしょう。ただし、新色は現行「ロードスター」のすべてのグレードに使われる予定です。


 岩内氏はトークショーにおいて、上質なタン内装と幌を使う「Vセレクション」と新色「ジンクグリーンメタリック」の組み合わせも披露しており、そちらは会場の反応も上々のよう。ちょっと時間が経てば、新色「ジンクグリーンメタリック」はきっと4代目モデルのモダンなグリーンとして認められるのではないでしょうか。


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特別仕様車の価格と発売時期はディーラーに確認を

 今回、アンベールされた特別仕様車は、その名称も価格も、そして発売時期も「今日は言うことができません」と、主査の齋藤氏は言います。その一方で、「でも、ディーラーに行けば、教えてくれるはずです」とも。

つまり、それほど遠くないタイミングでの発売が予定されていると予想できます。


 とはいえ、今回はその名無しの特別仕様車の内容そのものは教えてくれました。


 まずエクステリアでは、廃止になっていたシルバーの幌を復活させたということ。新色「ジンクグリーンメタリック」との相性も抜群です。ホイールはピアノブラックにして足元を引き締めます。ホイールの隙間から見える、ブレンボのブレーキキャリパーは幌とあわせてシルバーになっているのも特徴です。


マツダが電撃発表! ロードスターに待望の新色と特別仕様車が追加も「ディーラーで聞いて」
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 インテリアは、黒とシルバーを組み合わせた「Sレザーパッケージ」をベースに、エアコンルーバーの外側を黒、内側をシルバーに。エアコン操作ダイヤルとエンジンスタートボタンも、マットのブラックに。より上質な、まさにいぶし銀の演出を施しています。


より静かで、より軽快なフットワークに

 そして3つ目のニュースが、一部改良ということです。今回の特別仕様車は、内外装以外にも手が入っていますが、それは特別仕様車だからではなく、一部改良であって、他グレードにまで及ぶというのです。


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 改良の内容は、騒音規制への対応と足回りの見直しです。厳しくなる騒音規制の対応のため、エンジンとマフラー、そしてタイヤに改良が加えられました。

マフラーは、より容量の大きいものになりました。具体的には、2L エンジンのRFモデル用のマフラーを1.5Lに採用したそうです。


 タイヤは、見た目とグリップ力はそのままに静粛性だけをアップ。現行「ロードスター」は、登場から10年が過ぎており、その10年分の技術進化によりタイヤの基本性能を据え置いて、騒音だけを小さくできたというのです。


 足回りの見直しは、ビルシュタイン・ダンパーの特性をしなやかに、そしてスプリングを強くするというものにしたとか。これは車高調整機能付きのNR-Aグレードは除外されます。つまり、RSグレードのみの変更です。この足回りの見直しにより、クルマの乗り味はより軽快なものになった齋藤主査は説明しました。


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 発売時期や価格などの正式なリリースは、マツダからも近く発表されるとか。詳細を待ちましょう。


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筆者紹介:鈴木ケンイチ

 1966年9月15日生まれ。茨城県出身。

国学院大学卒。大学卒業後に一般誌/女性誌/PR誌/書籍を制作する編集プロダクションに勤務。28歳で独立。徐々に自動車関連のフィールドへ。2003年にJAF公式戦ワンメイクレース(マツダ・ロードスター・パーティレース)に参戦。新車紹介から人物取材、メカニカルなレポートまで幅広く対応。見えにくい、エンジニアリングやコンセプト、魅力などを“分かりやすく”“深く”説明することをモットーにする。


 最近は新技術や環境関係に注目。年間3~4回の海外モーターショー取材を実施。毎月1回のSA/PAの食べ歩き取材を10年ほど継続中。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 自動車技術会会員 環境社会検定試験(ECO検定)。



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