ソフトボール ニトリJDリーグ・第8節 第2日(7日、群馬・宇津木スタジアムほか)

 東西リーグの交流戦が行われ、東地区2位のビックカメラ高崎が西地区4位のシオノギに18―1で大勝し、連敗を3で止めた。米国出身右腕のカーリー・フーバーが6回1失点、被安打3、8奪三振の力投で今季東地区トップの10勝目。

打っては2―0の3回1死、21年東京五輪金メダルメンバーで5番DP・藤田倭が左越えの満塁本塁打で勝利に貢献し、最も沸かせた選手に贈られる「MWP賞」に輝いた。

 主砲の一振りだった。2点リードの3回1死満塁。4番・山内早織内野手が左前安打でつないでくれた中、シオノギ先発・中邨(なかむら)花菜投手の初球の内角高めに対して、藤田は左足を開いて迷わず振り抜いた。打った瞬間、確信し、両手を挙げた。「みんなが作ったチャンスで必ず返すという今までにないぐらいの強い気持ちで打席に入った。(手応えは)完璧です」と喜びを爆発させた。

 発足5季目のJDリーグ初代女王で過去3度準優勝の強豪のビックカメラ高崎が6日の伊予銀行戦で敗れ、リーグで初の3連敗。大黒柱の上野由岐子投手が2敗を喫し、チームは泥沼に陥っていた。それだけに35歳になったベテランのこの日の一発は、チームにとっても大きかった。登板がなかった上野も「奮起して試合できた。チームに強さがある証拠」とたたえた。

 5年前の東京五輪では投打二刀流で名をはせた。近年は打撃専門の「DP」に注力してきた右のスラッガーが、7月のW杯予選シリーズ(ペルー・リマ)で4年ぶりに「DP/投手」で代表復帰。代表と今季から所属チームでも指揮を執る宇津木麗華監督の頼もしい愛弟子が、再び国際舞台を見据える。

 満塁弾で“女イチロー“の異名を持つ山田恵里さんの記録(219打点)を超えて前人未到のリーグ通算221打点を樹立した。次戦は13日に西地区5位の日本精工と神奈川・等々力球場で対戦。チームを連敗から救った大砲は「厳しい試合が続いているけど、気持ちを一つにして頑張って行く。このチームで本当に日本一になりたいと思っているので、必ず宇津木監督を胴上げしたい」と腕をまくった。

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