◆ラグビー・NTTリーグワン▽プレーオフトーナメント決勝 神戸―東京ベイ(7日、MUFG国立)

 NTTリーグワンのプレーオフ(PO)決勝は、レギュラーシーズン1位の神戸が、同3位の東京ベイを22―13で下し、リーグワン初優勝。トップリーグ時代を通じて7季ぶりの頂点に立った。

元日本代表フッカーの坂田正彰氏が試合を評論ー。

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 現代ラグビーを象徴するような、フィジカルと技術が伴った2チームによるベストゲームだった。リーグ1位の得点力を持つ神戸が後半に持ち味を発揮しつつ、東京ベイもマルコム・マークスらの主力を欠きながら、ディフェンシブに戦い抜いた。互いに相手の特徴をよく理解していることでチャレンジングなプレー選択がしにくい、繊細かつ緊張感のある80分間だった。

 神戸は13―13の同点で迎えた後半、12分までに2本、そして40分に1本のPGを決めて得点。一方の東京ベイは8分にPG1本を外し、同35分は17次攻撃からノースコアに終わった。「チャンピオンシップミニッツ」と言われる、前後半40分間の冒頭と締めの時間帯で、神戸がスコアしたことが明暗を分けた。

 東京ベイは、よりキックを使う戦術も予想されたが、神戸にボールを持たせなくなかったのかもしれない。神戸の特徴の一つだが、選手がタックルをされても、しなやかな身のこなしで1、2歩前に出られる。そこからのオフロードパスなど、東京ベイとしては非常に守りづらかったのではないか。神戸の自信を持った攻めが、7季ぶりの優勝に繋がったと思う。

 来季は選手カテゴリーの変更もあるが、日本ラグビーの成長のためには、決勝戦のような緊張感ある試合を重ねることが必要だ。

27年W杯に向け、今季活躍した神戸の22歳、上ノ坊駿介選手のように若い選手が経験値を重ねることに期待したい。(99、03年W杯日本代表フッカー)

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